衛生委員会のテーマにおすすめ!産業保健に関わる○○デー/週間/月間まとめ【おすすめ資料もご紹介】
毎月の衛生委員会や健康だより、マンネリ化していませんか?
毎月設定されている○○週間/月間を参考に、新たなテーマで社員の興味を引きつけましょう。
簡単に効果的な衛生委員会を開催するため、さんぽLABのコンテンツもご活用ください。
1月 ドライ・ジャニュアリー
2月 生活習慣予防月間
3月 自殺対策強化月間
4月 世界自閉症啓発デー、世界予防接種週間
5月 メンタルヘルス啓発月間
6月 食育月間
7月 全国安全週間、肝臓週間
8月 食品衛生月間
9月 防災月間
10月 ピンクリボン月間
11月 過労死等防止啓発月間
12月 ハラスメント撲滅月間
1月 ドライ・ジャニュアリー
お正月や新年会のシーズンは、他の月に比べて飲酒の機会と量が増えると思います。しかし、過剰な飲酒は健康に悪影響を及ぼすため、適量を守ることが重要です。自主的にお酒を控えるのが難しい方もいらっしゃると思いますので、「ドライジャニュアリー」への参加を促してみてはいかかでしょうか?
「ドライジャニュアリー」は、2013年にイギリスで始まった運動で、1月の1か月間禁酒することで健康的な生活習慣を見直すきっかけとするものです。「ドライ・ジュライ(Dry July)」や「ソバー・オクトーバー(Ocsober)」のような同様な取り組みが他国に開催されることもあります。日本国内ではまだ知名度が低いですが、一部の企業が近年関連イベントを開催しています。
社員の皆さんに「ドライジャニュアリー」を紹介し、健康的な生活習慣を見直すきっかけとしていただければと思います。また、以下の資料を参考に「お酒との付き合い方」というテーマでの情報提供も行ってみてはいかがでしょうか?
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- リーフレット
2月 生活習慣予防月間
皆さん、運動はしていますでしょうか?運動不足や睡眠不足に伴う不摂生な生活が長引くと、生活習慣病のリスクが高まります。今一度、社員の皆さんに生活習慣を振り返り、本日から一つでも改善に取り組むよう促してみませんか?これにより、重篤な病気を予防することができます。
生活習慣病は、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が原因となる疾患の総称です。不摂生な生活習慣によるもので、代表的な生活習慣病には高血圧、糖尿病、心疾患、メタボリックシンドロームなどがあります。
2月の衛生委員会では、生活習慣病の予防や改善を目的に、適切な運動や食生活の見直しを促すテーマをお勧めします。社員の皆さんにこの取り組みを紹介し、健康的な生活習慣をサポートしましょう。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- リーフレット
- フォーマット/テンプレート
3月 自殺対策強化月間
3月は自殺者が多い傾向にあります。理由の多くは、仕事上の問題や経済的な問題を抱える人が増加するからです。また、就職や転勤、進学、引っ越し、一人暮らしによる別れで生活環境が大きく変化し、ストレスを受けやすいことも要因です。厚生労働省は、3月を「自殺対策強化月間」と定め「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、啓発活動を行っています。
自殺対策強化月間では、SNSによる相談支援体制や、中高年や子供・若者に向けたポスターや動画による相談呼びかけを行っています。厚生労働省は「まもろうよこころ」という相談窓口を紹介するWEBサイトを公表し、気軽に相談できる窓口を設けています。
3月の衛生委員会のテーマとして、自殺対策を目標に、職場環境の見直しやメンタルヘルスの改善を促すことをお勧めします。精神的に健康な職場環境を実現しましょう。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- リーフレット
- 記事
4月 世界自閉症啓発デー、世界予防接種週間
4月には「世界自閉症啓発デー」と「世界予防接種週間」があります。これらにちなんで、以下の内容を社員の皆さんに紹介してみませんか?
・世界自閉症啓発デーと大人の発達障害
毎年4月2日は国際連合総会が定めた「世界自閉症啓発デー」です。この日は、自閉症をはじめとする発達障害についての理解を深めるための活動が世界中で行われます。日本でも、4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」として、シンポジウムやランドマークのブルーライトアップなどの様々な啓発活動を行います。発達障害は子どもだけでなく、大人にも見られることがあります。大人の発達障害には、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動性症)、SLD(限局性学習症)などがあり、仕事や日常生活において困難を引き起こすことがあります。適切な支援や環境調整によって改善することができます。社員の皆さんに大人の発達障害についての理解を深め、職場でのサポート体制を整えることが重要です。
・世界予防接種週間とHPVワクチン
この週間は、予防接種の重要性を再確認し、ワクチンで防げる病気から人々を守るための活動が行われます。予防接種は、天然痘の根絶など多くの命を救ってきました。HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルス(Human PapilomaVirus)による感染を予防し、子宮頸がんのリスクを大幅に減少させる効果があります。社員の皆さんにHPVワクチンの重要性を伝え、適切な時期に接種を受けるよう促しましょう。
4月の衛生委員会のテーマとして、発達障害の理解や予防接種を促してみてはいかがでしょうか。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- 動画
- 記事
5月 メンタルヘルス啓発月間
毎年、ゴールデンウィーク明けの4月末~5月頭は、仕事や学業に身が入らないと感じる方も多いのではないでしょうか。この様な無気力感は、一般的に5月病と呼ばれ、放置するとうつ病に繋がる可能性もあります。5月病は、新しい環境への適応や生活リズムの変化などが原因で起こる心の不調です。メンタルタフネスを高めて5月病に打ち勝てるようなテーマはいかがでしょうか。
アメリカ発祥の「メンタルヘルス啓発月間」には、こころの健康や精神的な成長をイメージするグリーンリボンをシンボルに掲げています。この啓発月間では、心の病に対する偏見をなくし、早期発見・治療の大切さを訴え、心の健康に関する正しい知識を広めるための様々な取り組みが行われます。
5月の衛生委員会ではこれらのテーマを取り上げ、社員皆さんのメンタルタフネスを向上させませんか?
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- リーフレット
- ガイドブック
- 記事
6月 食育月間
6月は「食育月間」です。この機会に、食育の重要性を改めて認識し、健全な食生活の実践を目指しましょう。
2005年に制定された「食育基本法」に基づき、毎年6月は国民が食育について理解を深め、健康的な食生活を実践するための月間とされています。健康的な食事は、単に体を満たすだけでなく、心身の健康にも大きく影響します。バランスの取れた食事を心がけることは、生活習慣病の予防にもつながります。そして、健康な食事と同様に大切なのが、口腔衛生です。歯の健康は、全身の健康にも深く関わっており、口腔ケアをしっかり行うことで、様々な病気の予防に繋がります。
6月の衛生委員会では、食育月間をテーマに取り上げ、社員の皆さんに食育の重要性を伝えましょう。具体的な取り組みとして、健康的な食生活の実践や食育に関する教育を推奨します。参考記事を活用し、社員の皆さんが健全な食生活を維持できるようサポートしましょう。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- リーフレット
- 記事
7月 全国安全週間、肝臓週間
7月は「全国安全週間」と「肝臓週間」があります。それぞれ労働災害の防止と肝臓の健康を促進するための活動が行われます。
全国安全週間は、昭和3年に初めて実施され、2027年には100回目を迎えます。この週間の目的は、労働災害を防止するために産業界での自主的な活動を推進し、職場での安全意識を高めることです。肝臓週間は、7月28日の「日本肝炎デー」を含む1週間として設定されています。この週間の目的は、肝炎に関する正しい知識の普及と、肝炎ウイルス検査の受検を促進することです。肝臓週間中には、各地域で啓発イベントが実施され、肝炎の予防と治療に関する情報が広められます。
7月の衛生委員会では、全国安全週間と肝臓週間をテーマに取り上げ、社員の皆さんにそれぞれの重要性を伝えましょう。労働災害防止のための安全対策や、肝臓の健康を守るための情報提供を行い、健康的な職場環境を実現しませんか。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- リーフレット
- 記事
8月 食品衛生月間
8月は「食品衛生月間」です。この月間は、食品衛生の重要性を再認識し、食中毒予防や衛生管理の向上を促進するための活動が行われます。
食品衛生月間は、厚生労働省が主催し、2006年から毎年8月に実施されています。この月間の目的は、食品衛生管理の徹底と、地方公共団体や関係団体とのリスクコミュニケーションの充実を図ることです。特に夏期は気温や湿度が高く、細菌による食中毒が発生しやすいため、食品衛生の確保が重要です。食品衛生月間のシンボルは、食中毒予防の3原則「つけない」「増やさない」「やっつける」です。この原則を基に、全国各地で広報活動や啓発イベントが行われています。多くの自治体や企業が参加し、食品衛生に関する正しい知識の普及を図っています。
8月の衛生委員会では、食品衛生月間をテーマに取り上げ、社員の皆さんに食品衛生の重要性を伝えましょう。具体的な取り組みとして、食中毒予防のポイントや衛生管理の徹底を推奨します。参考記事を活用し、社員の皆さんが安全で健康的な食生活を維持できるようサポートしましょう。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- 法令チェック(チェックリスト/解説記事/手順書)
9月 防災月間
9月は「防災月間」です。この月間は、災害に対する備えを強化し、災害時の対応力を向上させるための活動が行われます。次に、防災月間について詳しく解説します。
防災月間は、1923年に発生した関東大震災を教訓に、災害への備えを促進するために制定されました。9月1日は「防災の日」とされ、8月30日から9月5日までの1週間は「防災週間」として、全国で防災訓練や啓発活動が行われます。災害時の備えはしていますでしょうか。家の中でどこが一番安全なのか、いざの時の連絡方法と避難場所、非常品の消費期限など日頃からの備えが必要です。
9月の衛生委員会では、防災月間をテーマに取り上げ、社員の皆さんに防災の重要性を伝えましょう。具体的な取り組みとして、避難訓練の実施や防災グッズの準備、災害時の対応方法の確認を推奨します。参考記事を活用し、社員の皆さんが災害に対する備えを強化できるようサポートしましょう。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- リーフレット
- 記事
10月 ピンクリボン月間
10月は「ピンクリボン月間」です。この月間は、乳がんの早期発見と治療の重要性を啓発するための活動が行われます。
ピンクリボン月間は、1980年代にアメリカで始まりました。乳がんで娘を亡くした母親が、同じ悲劇を繰り返さないようにとの思いからピンクリボンを作ったことがきっかけです。ピンクリボンは、乳がん啓発活動を表す世界共通のシンボルです。10月には、各地でピンクリボンをテーマにしたイベントやキャンペーンが開催され、乳がんに関する正しい知識の普及が図られます。日本でも、ピンクリボンフェスティバルなどのイベントが行われ、多くの企業や団体が参加しています。
10月の衛生委員会では、ピンクリボン月間をテーマに取り上げ、社員の皆さんに乳がんの早期発見と治療の重要性を伝えましょう。具体的な取り組みとして、乳がん検診の受診を促進する情報提供や、啓発イベントの開催を推奨します。参考記事を活用し、社員の皆さんが健康的な生活習慣を維持できるようサポートしましょう。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- リーフレット
11月 過労死等防止啓発月間
11月は「過労死等防止啓発月間」です。この月間は、過労死や過重労働による健康被害を防止するための活動が行われます。
過労死等防止啓発月間は、過労死等防止対策推進法に基づき、毎年11月に実施されています。この月間の目的は、過労死や過重労働による健康被害の防止について国民の関心と理解を深めることです。期間中には、全国各地でシンポジウムやキャンペーンが開催され、長時間労働の是正や賃金不払残業の解消に向けた取り組みが行われます。
11月の衛生委員会では、過労死等防止啓発月間をテーマに取り上げ、社員の皆さんに過労死防止の重要性を伝えてみませんか?具体的な取り組みとして、労働時間の管理やメンタルヘルスのサポート、過重労働の防止策を推奨します。参考記事を活用し、社員の皆さんが健康的な働き方を維持できるようサポートしましょう。
活用したいコンテンツ
- 衛生講話資料
- 記事
- 用語辞典
12月 ハラスメント撲滅月間
12月は「ハラスメント撲滅月間」です。この月間は、職場におけるハラスメントの防止と撲滅を目指し、集中的な広報・啓発活動が行われます。次に、ハラスメント撲滅月間について詳しく解説します。
ハラスメント撲滅月間は、職場におけるハラスメント問題に注目し、その防止と根絶を目指して、国や企業などが積極的に啓発活動を行う期間です。厚生労働省では、特に業務が繁忙期となり、ハラスメントが発生しやすいと考えられる12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定めています。年末は、業務が集中し、人々のストレスが高まりやすい時期です。その結果、言葉による攻撃や嫌がらせなど、ハラスメント行為が発生しやすいという背景があります。この期間に集中して啓発活動を行うことで、ハラスメント防止への意識を高め、問題発生を防ぐことを目的としています。
12月の衛生委員会では、ハラスメント撲滅月間をテーマに取り上げ、社員の皆さんにハラスメント防止の重要性を伝えましょう。具体的な取り組みとして、ハラスメント防止のための研修や相談窓口の設置、職場環境の改善を推奨します。参考記事を活用し、社員の皆さんが安心して働ける職場環境を維持できるようサポートしましょう。
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投稿を表示渾身のまとめという感じですね。参考になります。
欲を言えば、製造業系を中心にちゅうさいぼう&厚労省の活動とリンクさせて活動している企業は多いと思うので、その主要な活動に関連するテーマ設定ができると良いのかと思います。
7月の安全週間と10月の労働衛生週間と、それぞれ準備期間がありますよね。
アップデートする際には参考にしてもらえればと思います。
なお、令和7年の安全週間のスローガン募集という情報があったので参考に共有しておきます。2月17日(月)まで
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49114.html
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