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用語辞典

メンタルタフネス

1.メンタルタフネスとは

メンタルタフネスとは、困難が降りかかった時に悪い感情に振り回されるのではなく、解決に向けた行動が起こせることを言います。人はストレスに直面すると、自分なりに解決策を考えて実行に移しますが、その時どのような方法でストレスに向き合うかは人によって異なります。この個人による差がメンタルタフネスの違いです。

例えば、ストレス原因は同じでも、直面した時に激しく落ち込む人もいれば、全く気にしない人もいます。前者はストレスへの向き合い方が苦手な人であり、後者はそれが上手な人と言えます。しかし、メンタルタフネスは生来持っている「性格」ではなく、開発できる「スキル・能力」であるため、ストレスへの向き合い方を学ぶことでスムーズに解決できるようになるのです。

2.メンタルタフネス度を高めるメリット

個人として

ストレスとの向き合い方をたくさん知っており、解決のための行動がとれるようになると、自らストレスに対処することができます。それにより熱意と組織等への愛着を持って、日々の仕事に取り組めるようになります。つまり、メンタルタフネス度が高まると、エンゲージメントの維持・向上につながると言えます。

組織として

従業員一人一人のメンタルタフネス度が高まれば、メンタルヘルス不調者が出にくくなります。また、自発的に業務に取り組む従業員が増え、生産性の高い組織を作ることができます。

3.メンタルタフネス度を高めるためには

仕事の量・難しさや職場の人間関係、評価などは自分では変えにくいものです。しかし、自分自身の「認知」や行動は変えられます。メンタルタフネスを構成する要素の中で特に核となるのが、「プラスの認知・行動/マイナスの認知・行動」です。

前向きに考えなおしたり、問題解決に向けて行動したり、あるいは周りに相談したり、気分転換をしたり…。こうした「プラスの認知・行動」を増やすことで、メンタルタフネス度を高めることができます。逆に、無理だと諦めて問題から逃げたり、感情的になったりする「マイナスの認知・行動」を減らすことも大切です。こうしたマイナスの対処行動はストレス反応を高めてしまいます。

組織としてメンタルタフネス度を高める仕組みを取り入れることは、メンタルヘルスケアやエンゲージメント観点の対策のみでなく、健康経営推進や離職対策、ハラスメント防止にもつながります。いまだからこそ、メンタルタフネス度向上に目を向けてみてはいかがでしょうか。

4.メンタルタフネスに関連するコンテンツ

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