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仕事でのメンタル不調、どうすればいい?原因やセルフケア方法を解説

近年、経済・産業構造が変化する中で、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合が高くなっています。また、業務による心理的負荷を原因として精神障害を発症し、労災認定が行われる事案が増加しています。
労働者のメンタルヘルス対策は、労働安全衛生上最も重要な課題の一つであり、事業場において、より積極的に推進することが求められています。
職場には労働者のメンタルヘルス不調を引き起こす様々なリスクが潜んでいます。職場の人間関係、ハラスメントの問題や、業務量が多い、業務の変化(例:昇進・転勤・異動)などが引き金になることが多くあります。労働者がメンタルヘルス不調となり、十分に働けなくなる状況となると、本人にとっても辛いばかりか、職場にとっても大きな損失となります。深刻な事態となる前に、メンタルヘルス不調のサインにいち早く気づき、専門家につなぐことが何より大切です。メンタルヘルス不調は、どんな人でも陥る可能性があります。自分の心身に苦しさを感じたら、1人で抱え込まないことが大切です。
今回は、メンタルヘルス不調の定義や原因、メンタルヘルス不調時のセルフケア方法などを紹介いたします。

CONTENTS


1.メンタル不調の定義と原因
2.職場でのメンタル不調の主な原因
3.メンタル不調のサイン
4.予防と対策


メンタル不調の定義と原因

メンタル不調とは、ストレスや不安が心身に影響を与える状態です。厚生労働省は、精神障害や自殺、強いストレスなどを含む広範な問題として定義しています。メンタル不調の原因は、外因性(外部からのストレス)と内因性(自身の不安やストレス)に分かれ、職場要因や私的要因に関連します。職場環境や仕事の内容、対人関係が主な原因です。

職場でのメンタル不調の主な原因

業務量と内容のミスマッチ: 過重な業務や能力に合わない仕事が続くと、メンタルに悪影響を与えます。
職場の人間関係:コミュニケーション不足やハラスメントがメンタル不調の要因となることがあります。
ハラスメント:パワハラやセクハラなどがメンタルに深刻な影響を与えます。

メンタル不調のサイン

メンタル不調を早期に発見するためのサインには、以下のようなものがあります。

感情・思考面:気分の落ち込み、不安感、楽しめない、怒りっぽくなるなど。
体調面:睡眠障害、食欲の変化、疲労感、息苦しさなど。
生活面:生活リズムの乱れ、引きこもり、遅刻や欠勤が増えるなど。

予防と対策

十分な睡眠:6時間以上の睡眠を確保し、寝る前のカフェイン摂取やスマホの使用を控える。
気分転換:趣味や運動、リラクゼーションを取り入れる。
相談:信頼できる人や専門機関に相談し、自分をケアすることが重要です。

メンタル不調は誰にでも起こり得るため、早期のケアと自己管理が大切です。

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出典

アドバンテッジJOURNAL
仕事でのメンタル不調、どうすればいい?原因やセルフケア方法を解説



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