メンタルヘルス不調を防ぐラインケアとは。4つのケアと3つの予防について解説【早期発見のためのチェックリスト付き】
長期休職者の半数以上を精神疾患が占めるなど、職場のストレスに関連したメンタルヘルス不調を訴えるケースが急増しています。一方、「メンタルヘルス不調を予防するためにはどうすればいいでしょうか」「どう対応すれば分かりません」といった質問をよく受けます。
今回は、職場のサポーターとして知っておくべきメンタルヘルス対策(ラインケア)について説明します。メンタルヘルスケアにおける「ライン」とは、職場の上司や労働者を指揮命令する人のことを指します。メンタルヘルス不調者対応の目標は「病気を治すこと」ではなく、「仕事に支障をきたさない体調を保つこと」です。必要かつ十分なサポートを行う一方、過剰な対応はしない姿勢を見せることが、個人、そして組織にとって重要です。
事業者は、部下である労働者の状況を日常的に把握し、職場で一番身近な存在となる管理監督者が、適切なケアを行えるよう、ラインケアについての教育研修、情報提供を行うことが求められます。
本資料を、適切なラインケアを推進するためにご活用いただければ幸いです。
PDF資料より抜粋
CONTENTS / 12ページ
- はじめに
- 自殺者数の推移
- 精神障害等の労災補償状況
- ストレスの原因
- 「4つのケア」と「3つの予防」について
- ラインケアでの一次予防について(職場環境などの把握と改善)
- ラインケアでの二次予防について①(メンタルヘルス不調への気づきと対応)
- ラインケアでの二次予防について② (メンタルヘルス不調への気づきと対応)
- ラインケアでの三次予防について(職場復帰における支援)
- おわりに
※PDF資料はさんぽLAB会員のみダウンロード可能です。無料会員登録の上、ダウンロードください。
一緒に見たいコンテンツ
講話資料「新人への接し方~ラインケアについて~」
新卒入社が3年以内に辞める割合は30%と言われています。特に入社から1から2か月後から理想と現実のギャップに悩み、心身の健康を崩す人が出始めてきます。また新卒が辞めることは会社にとっても、採用・教育コストが重荷となってきます。
新人のやる気を伸ばし、会社で活躍してもらう人材として育てていくためには、管理監督者や上司はラインケアを学ぶ必要が有ります。勤怠や体調が気になる部下を見つけた際に、必要時人事や産業医に相談できる連携体制を整え、チームで連携を取りながら適切なケアをしましょう。
➡詳細はこちら
講話資料「メンタル不調の基礎知識」
こここ10〜20年でうつ病患者は2〜3倍に増加しており、職場のストレスに関連したメンタルヘルス不調を訴える方も急増しています。メンタルヘルス不調により、長期休業や退職をする労働者も増加しています。いまや労働者のメンタルヘルス対策は、労働安全衛生上の最も重要な課題の一つです。
メンタルヘルスケアは、個人の問題だけではなく、組織全体での取り組みが必要となります。メンタルヘルス不調者の初期症状やサインを見逃さず、適切なサポートができるよう、本資料をご活用ください。
➡詳細はこちら
ストレスフルな職場でのメンタルタフネス向上のアプローチ
強い不安やストレスが続く、”ストレスフルな職場”では人間関係のトラブル、長時間労働や残業、仕事の責任やプレッシャーが高い、仕事の裁量性がないなど様々な要因によってストレスを生じやすい状況があり、心身ともにメンタルヘルス不調のリスクを伴います。
メンタルヘルスの不調の予防・改善には4つのケア「セルフケア」「ラインケア」「産業保健スタッフによるケア」「事業所外資源によるケア」を継続的・効果的に実施していく必要があり、特に産業医や保健師などの産業保健スタッフによるケアはストレスフルな職場のメンタルヘルスを効果的に進める上で必要不可欠です。
➡詳細はこちら
メンタルタフネス ハンドブック
新型コロナウイルスの影響によりテレワーク(在宅勤務、リモートワーク)も普及したいま、ストレスに強くエンゲージメントも高い、自律的な人材の育成が欠かせません。そうした人材育成のヒントとして「メンタルタフネス」と呼ばれる概念に着目しています。
本ハンドブックでは、「メンタルタフネス」の考え方から、どうすれば高められるかの実践方法、組織としての活用方法をご紹介しています。自身のセルフケアから、管理職に向けたラインケア、組織改善のヒントとしてもお役立てください。
➡詳細はこちら
新入社員・若手社員のメンタルヘルスケア~ストレスチェックと不調を防ぐ方法とは?
若手社員のメンタルヘルスケアが課題となっています。特に新卒社員は学生から社会人への意識変化や社内の人間関係が十分に構築できないまま、在宅勤務やテレワークとなっている人も多いでしょう。
若手社員が抱えるストレスに対し、企業はどう対応していけばよいのでしょうか。この記事では、コロナ禍における若手社員のストレス傾向をみながら、ストレスに対するメンタルケアや不調を未然に防ぐ方法を紹介します。
➡詳細はこちら
ハッシュタグを押下して関連ページを検索↓