復職支援ワークシート② ~体調管理~【Wordテンプレート】

うつ病などメンタル不調による復職者の方向けの、休職要因の振り返りや再発予防(対処方法の習得や体調管理)につながるワークシートです。
①再発予防ワークシートと②体調管理ワークシートの2種類あり、こちらは②体調管理ワークシートになります。
産業保健スタッフとの復職に伴う面談や職場復帰支援のための参考資料として活用する事が出来ます。
産業保健スタッフからワークシートの目的や使用方法をご説明の上、従業員の方にお渡しいただき、専門職がフォローしながらご活用いただければと存じます。
▶①再発予防ワークシートはこちら
②体調管理ワークシート
本ワークシートは、復職をする従業員が過去の体調悪化時の兆候や生活・仕事への影響を振り返ることで、再発の早期発見・予防に活用することを目的としています。
自分にとってストレスを感じやすい場面や段階的な不調のサインを知ることで、ストレスへの適切な対処方法の習得へとつながります。
また、復職後も産業保健スタッフが面談時にこの資料を用いて体調確認をしたり、従業員が不調のサインを感じた時にはこの資料を参考に早めに対処したりすることで、安定した体調管理につなげることが期待できます。


■このテンプレートはWordでダウンロードできます!
※下記目的や使用方法、注意事項などをご一読の上、ダウンロードをお願いいたします。
目的
・ストレスを感じやすい状況や段階的な不調のサインを可視化
・自分なりのストレス対処法を整理し、体調管理能力を高める
・復職後の不調の早期発見と再発予防につなげる
使用方法
・面談と併用し丁寧に進める
このシートも「本人に書かせるだけ」の使い方よりも、産業保健スタッフが面談の中で一緒に内容を確認しながら記入していくスタイルが望ましいです。
例えば、「調子が悪いとき、どんな変化がありましたか?」「普段元気なときの自分は、どんな感じですか?」など、質問を通じて自然な会話の中で情報を引き出していくのが効果的です。
もし記入に詰まっていたら、以前の面談内容や出来事を振り返りながら、「前にこんなことをお話されていましたよね」といった声かけで本人の気づきを促すことができます。こうしたやりとりによって、ワークシートの内容もより具体的で実用的なものになります。
注意事項
・実施のタイミングへの配慮
体調が不安定な時期や、まだ回復途上にある段階で本ワークシートを活用すると、心理的な負担や過剰な自己内省につながるリスクがあります。
特にうつ病では、思考が否定的になっていることも多いため、実施のタイミングには注意が必要です。主治医から「復職可能」と診断が出る時期や、復職直前〜復職後など、本人がある程度冷静に自分を振り返ることができるタイミングで導入するのが安全かつ有効です。
こちらも併せてのご活用がおすすめ!
① 再発予防ワークシート
本ワークシートを②体調管理ワークシートと併用することで、より効果的な復職支援につながることが期待できます。


作成:さんぽLAB運営事務局 保健師
監修:難波 克行 産業医
株式会社アドバンテッジリスクマネジメント 健康経営事業本部 顧問
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当社が運用するオンライン復職支援プログラム「eRework」では、オンラインツールを活用した3週間の復職訓練プログラムと復職後の6ヶ月間のフォローアップにより、メンタルヘルス不調者の復職および職場定着を支援します。復職に向けて生活リズムを整える、休業原因振り返り/再発防止策の検討、e-learningによる認知行動療法の習得など、休業者に細やかな復職支援を提供できる他、産業保健スタッフもタイムリーに生活記録表や回復状況のスコア、プログラム受講状況が確認できるため、適切な復職判定や復職・復職後の支援、再発防止に向けた体制強化につながります。
少しでも興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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