健康宣言
1.健康宣言とは
健康宣言とは、企業や事業所は従業員の健康づくりに取り組むことを社内外に宣言することを言います。健康宣言は企業が重点的に取り組む部分や、健康経営を取得する目的などが明確になり、従業員の健康に対する意識が向上するという効果も見込めます。
【健康宣言の内容の例】
・働き方の実現(定時退社や有給休暇取得目標など)
・パフォーマンス向上(メンタル、フィジカルを整える)
・重症化予防(高血圧、糖尿病など)
【健康宣言の発信方法の例】
・自社サイトに特設ページを作成して掲載
・コーポレート/ガバナンス報告書に掲載
・協会健保や健康保険組合が行う「健康宣言事業」に参加
2.健康宣言の進め方
健康宣言を作成する際には以下の手順を踏み、進めていくと良いでしょう。
①現在の健康問題を洗い出し、把握する
まずは従業員の健康問題を把握することに務めましょう。健康診断の結果や喫煙率、血圧など、従業員の健康の観点から項目を把握を進めていきます。
②健康宣言の内容を決定する
健康状態を把握した後は、問題解決のための目標を設定します。健康宣言は従業員の健康づくりを進めていくために作成するものであるので、定量的な目標を設定し、ゴールを明確にするようにしましょう。
また、どれくらいの期間で目標を達成させるか、定めることも忘れないようにすることが重要です。目標が決まったら、その内容を宣言に反映させ、詳細を詰めていきます。
③健康宣言を公開する
宣言の内容を作成し終えたら、宣言を公開します。健康宣言事業に参加するほかにも、自治体で取り組みをしている場合もあります。また、宣言の様式や方法は参加する組織によって異なりますので、事前に確認するようにしましょう。
④取り組みを行う
健康宣言を社内外に公開したら、従業員の健康づくりに向けた取り組みを行っていきましょう。
⑤健康経営優良法人や健康優良企業の取得を目指す
より、従業員の健康づくりを充実させていくために「健康経営優良法人」や「健康優良法人」の取得を目指してみましょう。制度によって評価基準は異なる他、「健康経営優良法人」は大企業と中小企業で認定基準が異なるので、確認するようにしましょう。
3.健康宣言に関するコンテンツ
記事
動画
ガイドブック
▼用語まとめ記事はこちら▼
今さら聞けない!産業保健 用語まとめ | さんぽLAB (sampolab-ad.com)