ARM_運営事務局
2024/03/12 10:54
定期健康診断
1.定期健康診断とは
定期健康診断は、常時使用するすべての労働者に対して1年以内毎に1回行う健康診断で、労働安全衛生法により事業者に実施が義務付けられています。安全配慮義務の観点から、事業者(企業側)に実施義務があり、労働者には、事業者が実施する健康診断を受診する義務があります。
2.定期健康診断の目的
健康診断の目的は、健康障害を早期に発見し、その結果をもとに、業務を遂行するうえで必要な就業上の措置を行うことです。また、労働者の健康への関心を高めるという目的もあります。つまり、定期健康診断はそれ自体を実施することが目的ではなく、その結果により適正配置、就業上の措置につなげることを事業者側、労働者側ともに理解することが重要です。
3.定期健康診断の実施の流れ
定期健康診断の実施の流れは下記のようになっており、それぞれ法令によって定められています。
- 健康診断の実施
- 健康診断結果の受領
- 本人への結果の通知
- 労働基準監督署長への結果の報告
- 結果の保存
- 医師からの意見聴取
- 事後措置の決定、実施
- 医師、保健師からの保健指導の実施
また、健康診断の結果は、要配慮個人情報となり適切な取扱いが必要です。健康情報取扱規程にて定めておく必要があります。
4.定期健康診断に関連するコンテンツ
記事
動画
ガイドブック
法令チェック
講話資料
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