

■このフォーマットはWordでダウンロードできます!
作成:さんぽLAB運営事務局 保健師
監修:難波 克行 産業医
株式会社アドバンテッジリスクマネジメント 健康経営事業本部 顧問
新入社員は、学生から社会人へと立場が変わり、慣れない業務や人間関係、初めての一人暮らしなど、大きな環境の変化に直面します。こうした変化は心身の負担となり、不調につながるケースも少なくありません。
適応が順調に進めば問題ありませんが、強いストレスから体調不良や勤怠不良が生じ、休職や早期離職に至る可能性もあります。
こうしたリスクを未然に防ぐため、新入社員の心身の健康管理や相談窓口の認知向上を目的として、産業保健スタッフによる新入社員面談を実施する企業が増えています。
さんぽLABでは、産業保健スタッフが実施する新入社員面談に活用できる記録フォーマットをご用意しました。
面談内容を整理しやすく、継続的な支援にもつなげやすい構成となっています。
ぜひ日々の実務にお役立てください。
(雇い入れ健診の事後措置で面談する場合はこちらをご利用ください👇)
定期健康診断における保健指導記録表【Word... | さんぽLAB
1.産業保健スタッフによる新入社員面談のメリット
産業保健スタッフが新入社員面談を行うことで、次のようなメリットが期待出来ます。
■相談窓口の周知
面談は産業保健スタッフとの「最初の接点」となり、相談窓口の周知につながります。会社に産業医や産業看護職などの専門職がいることを知らない新入社員も少なくありません。そのため、入社後
体調を崩しても、どこにも相談できず、対応が遅れてしまうこともあります。
「社内に、困ったときに相談できる場所がある」と知っているだけでも安心感につながります。入社後にあらかじめ産業保健スタッフと面談を行い、顔を合わせておくことで、不調時に早めに相談してくれる事も期待できます。
■ストレスへの気づきとセルフケア
入社直後は環境の変化が大きく、知らず知らずのうちにストレスを抱えやすい時期です。
面談を通じてストレスの要因やストレスサイン、発散方法を確認し、セルフケアに関する情報提供ができます。
また、学生時代から不適切な生活リズムや生活習慣を引きずっている場合には、社会人として望ましい生活への見直しを促す機会にもなります。
■不安や悩みを安心して話せる場になる
上司や人事による面談とは異なり、産業保健スタッフの面談は「心身の健康を守る」ことを目的としています。そのため、評価や成長といった観点から離れ、安心して職場で抱える不安や悩みを言えるかもしれません。
話すことで思考が整理されたり、客観的なアドバイスや適切な連携によって問題解決の糸口が見つかったりすることもあります。
■心身の不調の早期発見・早期対応
雇い入れ時健康診断では把握できなかった既往歴や現病歴、体調不良が明らかになる場合もあります。
必要に応じて定期的に体調確認を実施したり、産業医への連携や受診勧奨を行ったりすることで、早期対応につなげ重症化を防ぐことができます。
■突然の休職・退職の予防
新入社員との面談では、初回の面談では問題がなくても、その後体調を崩した時に、早めの相談につながることがあります。心身の不調に早期に、適切な対応をとることで、その後の体調悪化による突然の休職や退職の予防につながることも期待できます。
新入社員面談は、個人の健康を守るだけでなく、組織にとっても重要なリスクマネジメントの一つといえるでしょう。
2.実施時の注意点
面談で得た情報は重要な個人情報であり、取り扱いには十分な配慮が必要です。
人事や所属部署への連携が必要な場合は、「健康面や安全面において職場で配慮するため」であることを説明したうえで、共有する内容や範囲について本人の同意を得ましょう。
3.実施のタイミング
新入社員面談の実施時期は、入社後数か月~半年程度が一般的です。新入社員研修を終えて部署に配属され、業務や職場環境に慣れ始めた頃に面談を行い、適応状況やストレスの有無、体調への影響などを確認するとよいでしょう。
4.あわせて実施したいサポート
複数の施策を組み合わせることで、新入社員の安心感をより高めることができます。
- 新入社員研修でセルフケアに関する集団教育を行う
- 研修やイントラで健康管理室や産業保健スタッフの紹介
- 社員が利用できる様々な相談窓口の周知を周知する(産業保健スタッフ、カウンセリング、キャリア、ハラスメントなど)
- 管理職向けにラインケアやコミュニケーションスキル(傾聴・アサーションなど)
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