ARM_運営事務局
2024/04/01 17:59
実施事務従事者(ストレスチェック)
1.実施事務従事者
実施事務従事者とは、ストレスチェック実施者の補助業務を行う人のことをさします。
ストレスチェックを実施するのは、各事業場の産業医など労働衛生に関する知識を持った実施者ですが、ストレスチェックに関わる全ての実務を実施者が行うことは難しいため実施事務従事者が必要になります。
実施事務従事者とは、実施者の指示により、ストレスチェックの実施の事務(個人の調査票のデータ入力、結果の出力又は記録の保存(事業者に指名された場合に限る)等を含む。)に携わる者と定義されます。
参考:厚生労働省|労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル
2.実施事務従事者の役割・業務
実施事務従事者は、実施者の補佐的な立場で、実施者の指示の下、ストレスチェックにおける事務作業に従事する役割を担っています。
実施事務従事者が行う主な業務は、ストレスチェックの質問票(調査票・ストレスチェックシート)配布や回収、データ入力、受検結果の出力、記録の保存などで、実施者の指示により労働者への受検結果の通知や医師による面接指導の申出勧奨をする場合もあります。努力義務となっている集団分析を行う際には、分析のための集計や分析担当者との窓口業務にも関わります。
実施事務従事者は、事業場の衛生管理者やメンタルヘルス推進担当者を指名することが望ましいとされていますが、担う上で特別な資格は必要ありません。
なお、ストレスチェックの結果が、人事上の不利益な取扱いに利用されることを防止するため、人事権のある人は、実施事務従事者になることはできません。(労働安全衛生規則第52条10の2)
参考:アドバンテッジJOURNAL|ストレスチェックの実施実務従事者と担当者との違いとは?
3.実施実務従事者に関連するコンテンツ
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