時期別の職場における熱中症予防対策を紹介
近年、ヒートアイランド現象や地球温暖化の影響で、夏場の気温が上昇し続けています。例えば、東京では気温30℃超の時間数が1980年代の1.7倍に増加。さらに、クールビズや節電の影響でオフィスの冷房温度が高めに設定されることも多く、室内でも熱中症のリスクが高まっています。
2024年の厚生労働省のデータによると、職場での熱中症による死傷者は1,195人、死亡者は30人にのぼりました。特に、WBGT(暑さ指数)の未測定や労働衛生教育の不足が原因とされ、糖尿病や高血圧などの基礎疾患を持つ方のリスクも指摘されています。
本資料では、熱中症予防対策や応急処置や、オフィス・工場・屋外作業など、あらゆる職場環境での安全対策を解説しています。
熱中症は適切な知識と対策で予防可能です。労働衛生教育を強化し、従業員の安全と企業のリスク管理にご活用いただければ幸いです。

CONTENTS / 13ページ
- はじめに
- 熱中症とは?
- 職場における熱中症の特徴
- 熱中症の症状と応急手当
- 熱中症が発生しやすい職場
- 熱中症の予防
- 職場の熱中症予防対策
- まとめ
- さいごに

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一緒に見たいコンテンツ
衛生講話資料「夏バテ」
近年酷暑が続いていることもあり、夏バテで調子を崩している人は少なからずいるのではないでしょうか?温暖化やヒートアイランド現象の影響で、夏場の気温はどんどん暑くなっています。
体調が優れない状態で仕事をすることは、パフォーマンスに大きく影響を及ぼします。また、無理を重ね体調不良を慢性化すると、熱中症リスクを高め、夏風邪 やメンタル不調の誘因にもなります。
従業員に暑い夏を乗り越えるためのアドバイスをお伝えするためにご活用ください。
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衛生講話資料「飲み物の注意点」
特に気温が高くなる夏場は、熱中症予防のために、こまめな水分摂取を行うよう心がける人が多くなります。それは正しい対応である反面、飲料の種類によっては、予想以上に糖分や塩分が含まれていることがあります。
これらの飲み物を摂取する際に注意が必要なのが、いわゆる「ペットボトル症候群」です。「熱中症を予防したいから」と健康のために摂取した飲み物が体内で悪循環を起こし、その結果、意識障害や命の危険を伴う危険な状態に陥ることがあります。正しい水分補給で、健康な体を作るため、従業員の皆様への情報提供にご活用ください。
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衛生講話資料「応急処置」
比較的安全なオフィス業務であっても、「つまずいて捻挫した」「カッターで手を深く切った」「転倒して頭を打った」などの事故が起こる場面は少なくありません。ましてや建築現場などで危険作業を行う際には、緊急時の応急処置について学んでおく必要があります。
この資料では、熱中症をはじめ、捻挫・骨折・切り傷・鼻血・頭部打撲・やけど・てんかん発作における応急処置について説明しています。従業員教育にご活用ください。
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リーフレット「熱中症」
この資料では、熱中症の症状や応急処置、日頃からできる対策についてPDF資料1枚でまとめています。健康だよりや掲示ポスターなど社内の啓発活動にご活用ください。
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リーフレット「夏バテ」
この資料では、夏バテの症状や原因、予防するために日頃から取り組めることや、おすすめの栄養素や食材についてPDF資料1枚でまとめています。健康だよりや掲示ポスターなど社内の啓発活動にご活用ください。
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投稿を表示産業保健師をしております。
いつも大変参考になります。
弊社でも、Withコロナでの熱中症予防対策をふまえて予防周知しています。
今年は、屋内についても厚労省から状況によるマスクを外すことが示されたりしていますが、
従業者が屋内での取り外し条件を正しく認識してくださるか、という観点と、
作業場所によっては、空気が滞留しやすい場所があるなどもあり、
屋内でのマスクはまだ解除としていない状況です。
※屋内でも熱中症にはなり得ること、喉が渇く前からのこまめな水分摂取と周知