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メンタルブレイクとは?症状や原因、予防するための方法をわかりやすく解説

SNSなどでは、メンタルブレイク(メンブレ)という言葉をしばしば目にすることがあります。メンタルの不調や精神的なストレスを抱えている人は増加傾向にあるといわれていますが、メンタルブレイクを引き起こしてしまう原因はさまざまです。今回は、メンタルブレイクの意味や原因、症状などについて詳しく解説します。

CONTENTS


1.メンタルブレイクとは
2.ストレスを感じやすい人の特徴
3.メンタルブレイクの予防法
4.まとめ


1.メンタルブレイクとは

メンタルブレイクとは、「精神」を意味する「メンタル(mental)」と「破損、崩壊」を意味する「ブレイク(break)」を組み合わせた造語です。精神的に追い込まれた状態や心が壊れるほどの強いストレスを表します。若者の間でSNSを中心に「メンブレ」と略して使われることもあります。

メンタル不調を感じる人の増加

厚生労働省の「令和4年労働安全衛生調査」によると、「仕事について強い不安や悩み、ストレスを感じている」人は82.2%にのぼります。前年の53.3%から大幅に増加しており、ストレスを抱える人が増えていることが分かります。

メンタルブレイクの原因

①人間関係のストレス

メンタルブレイクの主な原因はストレスであり、中でも人間関係のストレスが最も多いとされています。職場での上司や同僚、顧客との関係、私生活での家族やパートナー、友人との関係などがストレスの要因となります。

②仕事のストレス

仕事の量や失敗、責任の重さ、仕事の質などがストレスとなり、メンタルブレイクを引き起こすことがあります。過重労働や有給休暇の取りにくさ、キャリアの不安、職場でのハラスメントも大きなストレス要因です。

③プライベートのストレス

自分や家族の病気、身近な人の死、収入の減少、離婚など、私生活での出来事もメンタルブレイクの原因となります。ポジティブなライフイベントである結婚や出産、引越しもストレスとなることがあります。

2.ストレスを感じやすい人の特徴

メンタルブレイクしやすい人は、ストレスを感じやすく、溜め込みやすい性格の持ち主が多いです。競争心が強い、融通が利かない、他人をコントロールしようとする、まじめで几帳面、責任感が強い、心配性などの特徴があります。

メンタルブレイクの兆候

①精神的なサイン

気分が落ち込む、やる気が出ない、憂鬱、イライラ、マイナス思考、集中力の低下、気持ちの落ち着きのなさなどが挙げられます。

②身体的なサイン

頭痛、めまい、腹痛、息苦しさ、下痢や便秘、食欲の変化、体のだるさ、不眠などが身体的なメンタルブレイクのサインです。

3.メンタルブレイクの予防法

①考え方を柔軟にする

自分の考え方のクセを知り、柔軟な思考を持つことでストレスを軽減することができます。「認知の偏り」に気づき、意識的に見方を変えることが大切です。

②自分なりの方法でストレスに対処する

リフレッシュできることや楽しいことをリストアップした「コーピングリスト」を作成し、ストレス解消に役立てましょう。深呼吸、ストレッチ、音楽鑑賞、ヨガなどが効果的です。

③睡眠と休養をしっかりとる

睡眠不足はストレス耐性を低下させます。7~9時間の睡眠を確保し、同じ時間帯に就寝・起床することで生活リズムを整えましょう。

④悩みを相談する

信頼できる人に相談することで、ストレスを軽減できます。家族や友人、職場の同僚に話す他、カウンセラーなど専門家に相談することも有効です。

4.まとめ

メンタルブレイクを予防し、心身を健康に保つためには、自分のストレス要因を理解し、適切に対処することが大切です。柔軟な思考やリフレッシュ方法を取り入れ、十分な睡眠と休養を心がけましょう。信頼できる人に悩みを相談することで、ストレスを一人で抱え込まず、適切に対処していくことが重要です。

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出典

アドバンテッジJOURNAL
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