ARM_運営事務局
2022/09/21 11:32
産業保健スタッフ必見|メンタルコーチングの基本と企業が取り組むべきメンタルヘルス対策
メンタルコーチングは、従業員が自ら課題に気づき、メンタル面を整えながら最大限のパフォーマンスを発揮するための手法です。産業保健の現場でも注目されており、従業員のメンタルヘルス維持・向上に大きく寄与します。本記事では、メンタルコーチングの概要や他のメンタル関連手法との違い、企業が取り組むべき具体的なメンタルヘルス対策をわかりやすく解説します。
1. メンタルコーチングとは何か?
メンタルコーチングは、対話を通じて従業員の内面にある気づきを引き出し、自主的に課題解決や目標達成を目指すメンタル面の支援手法です。スポーツ界で発展した技術ですが、近年はビジネス領域での活用が進み、産業保健の場でも効果的とされています。
2. メンタルコーチングと似た言葉の違い
メンタルトレーニングは、集中力や感情コントロールなどを鍛える実践的なトレーニング。
スキルコーチングは特定スキル向上に特化した指導。
一方、メンタルコーチングは従業員が自発的に課題に気づき行動できるよう促す点が特徴です。
3. メンタルコーチング導入のメリット
自律的な課題解決能力の向上:従業員が自分で課題を分析し対処できる力が育つ。
- パフォーマンス最大化:ポジティブな思考を維持し、集中力を高めることで業務効率がアップ。
- メンタルヘルスの改善:ストレスを客観視し、自らセルフケアや問題解決ができる。
- コミュニケーション力の向上:対話を重ねることで職場内のコミュニケーションも活性化。
4. 企業ができるメンタルヘルス対策
- EQ(感情マネジメント)研修:感情の自己管理能力を高め、ハラスメント防止や生産性向上に寄与。
- セルフケアの奨励:厚生労働省推奨の簡単にできるストレス軽減法(運動、呼吸法、日記など)を周知。
- ストレスチェックの実施:法令に基づき年1回以上実施し、高ストレス者には適切な支援を提供。
- 1on1ミーティング:上司と部下が双方向で話し合い、部下のメンタル状態や悩みを把握・支援する場として有効。
5. まとめ
メンタルコーチングは従業員のメンタル自己管理力を高め、ウェルビーイング向上に繋がる重要な手法です。専門スキルが必要なため外部講師による研修導入がおすすめです。産業保健スタッフとして、メンタルコーチングの理解を深め、企業のメンタルヘルス対策強化に活かしましょう。
出典
アドバンテッジJOURNAL
メンタルコーチングとは?メンタルトレーニングとの違いやメリットを紹介
ハッシュタグを押下して関連ページを検索↓
コメントする
1
件の返信
(新着順)
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示産業保健師をしております。
ARM様のセミナーに参加した際に、様々な種類のコーチングを学び、
時と場合(相手)に応じてうまく使い分けることが目から鱗でした。
そうした中、メンタルコーチングという言葉も、
私は理解を深めたいと思いましたし、
ウェルビーイングの観点でも、
1 on 1の取り組みなどの中で、
メンタルコーチングの視点でも職場上司が部下の方と対話いただけると、
より良いものになるように感じました。
EQもそうですが、メンタルコーチングなど、
色々な視点でロジカルにも展開できるような視点、手法があるのだと思いました。