これからの時代に専門職に求められることは、職場を改善できることであり、人を支援できることです。前者は、ストレスチェックを用いて組織改善へと誘導できる能力であり、後者は、個人のストレスコーピングを支援できる能力と言えます。どちらも課題解決型のアプローチです。
こうした背景を踏まえ、本記事では、2025年12月10日に実施したさんぽLABセミナー「体感するメンタルヘルスセミナーのしかた~メンタルヘルスに詳しくないあなたでもセミナーを成功させる方法教えます~」の内容をもとに、レジリエンス向上をテーマとした参加型セミナー“伝セミナー”の一例を紹介します*。
目次
1.本セミナーの目的~レジリエンスとは~
2.“伝セミナー”を始めましょう!
3.ストレスを口に出すことが重要
4.会話によりストレスが減るエビデンス
5.「ことば」を変えれば「こころ」がかわる
1. 本セミナーの目的~レジリエンスとは~
本セミナーの究極の目的は、参加者のレジリエンス(回復力)を高めることにあります。
レジリエンスとは、ストレスを受けて心が曲がることはあっても、ポキッと折れてしまうことなく、再び元の状態へ戻る「しなやかさ」を指します。ストレスは誰にでも生じる避けがたいものですが、重要なのは、それを受けたあとにどのように引き戻していくかという点です。本記事では、その具体的な考え方や方法について整理していきます。
2.“伝セミナー”を始めましょう!
講師:浜口伝博先生 医師/医学博士
(一社)産業医アドバンスト研修会理事長・産業医科大学産業衛生教授
日本産業衛生学会にて「産業医プロフェッショナルコース」を創設し(2001年)、委員長として20年間産業医の育成に取り組んだ。同時に、日本産業衛生学会理事、日本産業精神保健学会理事、日本橋医師会理事、東京都医師会産業保健委員、東京産業保健総合支援センター相談員、東京中央地域産業保健センター副センター長を務めた(すべて任期終了)。
・順天堂大学医学部非常勤講師(在任中)
・東海大学医学部非常勤講師(在任中)
日本産業衛生学会以外においても、意欲があり技能が高い産業医を育てたいとの思いから、2019年4月(一社)産業医アドバンスト研修会を設立し理事長として活動をけん引している。現在、同研修会の登録産業医数は1300人を越え陣容を拡大中。
―受賞―
1999年6月 第1回土屋健三郎記念産業医学推進賞
2002年4月 第14回日本産業衛生学会奨励賞(産業医受賞は初)
2006年9月 中央労働基準局局長賞
2008年9月 iSUC(アイザック)最優秀講師Gold賞
2018年10月 産業医科大学基本講座最優秀講師賞
2021年5月 産業医プロフェッショナルコース功労記念
2022年10月 中央労働災害防止協会緑十字賞


