【ウェビナーへのご質問に回答】体感するメンタルヘルスセミナーのしかた
2025年12月10日に実施した、ウェビナー「体感するメンタルヘルスセミナーのしかた」では、産業医の浜口伝博先生よりレジリエンスをテーマに、メンタルヘルスに詳しくない人でも明日から使えるメンタルヘルスセミナーの実践方法をお話いただきました。
本記事では、ウェビナー内でお答えしきれなかった質問について、講師の浜口先生にご回答いただいた内容をご紹介します。

目次
1. 個人面談・社員との対話に関する質問
2.セミナー・研修運営に関する質問
3.個人的な体験に関するご質問
1. 個人面談・社員との対話に関する質問
ご質問①
ストレスを言語化するというのはとても大事だということが、産業医としてだけでなく私個人としても痛感しました。話を聞いてもらうことで、解決はしなくても気分が楽になる、ということがよくわかりました。産業医面談において、結果的に悩みを聞くだけになってしまう面談もあるのですが、何かプラスで言ってあげたほうがいいこと・やってあげたほうがいいことなどありますか?
■ご回答
悩みを聞いてあげるだけで本人の不安減少の効果があることはセミナーでお伝えしました。じつは不安を聞いてあげながら、本人の考えを整理するように誘導する方法があります。GROWモデルといいます。ネットで調べると出てきますので勉強してみてください。来談者の悩み→分析→現実→対応→具体的施策→実施などなどへの展開が期待できます。
ご質問②
貴重なご講演ありがとうございました。社員と個人面談をする中で悩みがあります。時間に追われて体調確認をすることが精一杯で、ご本人の内省や気づきを与えるような時間にできず、考え方の癖などアドバイスしたいことはありつつもうまくお伝えできていません。自分の能力の限界、伸び代、と考えていますが、そんな新人産業医に何かアドバイスいただけますでしょうか。
■ご回答
本人の不安や悩みについて共感してあげるだけで人の気持ちは安心側につながりますが、面談しながらも、この面談のゴールはどこなのか、を同時に考えながら進める必要があります。会話には成功させる基本技術があり、会話進行にもテクニックが整備されています。面談技法がありますので勉強してみてください。
2. セミナー・研修運営に関する質問
講師:浜口 伝博先生(産業医)
(一社)産業医アドバンスト研修会理事長・産業医科大学産業衛生教授
日本産業衛生学会にて「産業医プロフェッショナルコース」を創設し(2001年)、委員長として20年間産業医の育成に取り組んだ。同時に、日本産業衛生学会理事、日本産業精神保健学会理事、日本橋医師会理事、東京都医師会産業保健委員、東京産業保健総合支援センター相談員、東京中央地域産業保健センター副センター長を務めた(すべて任期終了)。
・順天堂大学医学部非常勤講師(在任中)
・東海大学医学部非常勤講師(在任中)
日本産業衛生学会以外においても、意欲があり技能が高い産業医を育てたいとの思いから、2019年4月(一社)産業医アドバンスト研修会を設立し理事長として活動をけん引している。現在、同研修会の登録産業医数は1300人を越え陣容を拡大中。
―受賞―
1999年6月 第1回土屋健三郎記念産業医学推進賞
2002年4月 第14回日本産業衛生学会奨励賞(産業医受賞は初)
2006年9月 中央労働基準局局長賞
2008年9月 iSUC(アイザック)最優秀講師Gold賞
2018年10月 産業医科大学基本講座最優秀講師賞
2021年5月 産業医プロフェッショナルコース功労記念
2022年10月 中央労働災害防止協会緑十字賞

