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うつ病からの復職支援。復職判断基準や対応方法、不安を取り除く再発防止策

うつ病によって休職する人が増えている今、職場にもメンタルヘルスに関する正しい知識と行動が求められています。本記事では職場側の復職判断基準や従業員の休職から復職までの流れ、うつ病を再発させないために職場ができることを紹介します。

CONTENTS


1.うつ病による休職からの復職には注意が必要
2.職場側の復職判断基準
 ・生活記録表の確認と主治医からの意見
 ・休職者の状態把握と評価
 ・職場環境の状況
3.休職から復職までの流れ
 ①休職中のケア
 ②主治医による判断・復職の許可
 ③復職プランの作成
 ④復職決定とその後のフォローアップ
4.うつ病を再発させないために職場ができること
 ・仕事内容を具体的に伝える
 ・労働時間を管理する
 ・周囲への配慮
 ・再発の兆しを見逃さない

5.適切な対応でうつ病の再発を防止しよう


うつ病による休職からの復職には注意が必要

うつ病による休職者から復職希望があった場合でも、本人の意思だけで復職させることはできません。

休職者は収入面などの不安から、職場復帰を焦ってしまうこともあります。しかし、うつ病は再発のリスクが高いこともあり、焦って復職することで再発を招く可能性があります。再び休職になる可能性も考えられるため、休職者から復職の希望があった場合はまず主治医の診断書を提出してもらいます。その診断書をもとに産業医と相談したうえで職場復帰を判断することが一般的です。

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出典

アドバンテッジJOURNAL
うつ病からの復職支援。復職判断基準や対応方法、不安を取り除く再発防止策

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1 件の返信 (新着順)
ak バッジ画像
2023/02/28 12:13

産業保健師をしております。

安全配慮として再発予防をとるために、復帰プロセスは非常に重要だと実感しています。

体調が就労可能な状態に回復しているか、
不調になったことはどのようなことが考えられそうか、
再発を予防するためにご本人が工夫できると良いこと、
周囲、職場上長がサポートできると良いこと、
など、
厚労省でいう4つのケアの連携をとりながら、
どのような形の復帰ができると良いか本人-関係者とで検討するが大切かと存じますが、
検討をする上で大切な情報となるいくつかの媒体も記事でご紹介いただけ、
参考になりました。

色々な文献を参考に復帰プロセスのフローがある中で、
ご案内いただいたエッセンスもふまえながら復帰プロセスをより良いものになるよう
検討したいと思います。

ご紹介ありがとうございました。