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産業保健業務における面談管理表の活用

産業保健業務を進めていく上で、産業医や保健師・看護師等の産業保健スタッフは法令に基づく面接や従業員の健康増進のために保健指導や健康相談などの面談を行っていくことが求められます。

これらの各種面談 を漏れなく実施する上で、実施状況を管理できるようなシステムや管理表を使用すると良いでしょう。

また、衛生委員会などの機会にどのような面談を何人実施したかを事業者へ定期的に共有することで事業者が面談の実施状況を把握できるだけでなく、産業保健スタッフの業務の見える化にも繋げることができます。

法令に基づく面接指導や保健指導は次の通りです。

■長時間労働者を対象とする面接指導（安衛法 第66条の8及び第66条の9）
長時間労働による健康障害を防ぐため所定時間を超え、疲労の蓄積が認められ、当該労働者からの申し出があった場合に、医師が面接指導を実施しなければならない。

■高ストレス者を対象とする面接指導（安衛法 第66条の10）
一定の条件を満たす高ストレス者に対して医師による面接指導を実施し、その結果を報告書にまとめるとともに、事業者が就業上の措置を適切に講じることができるよう、意見を述べること。

■健康診断の結果に基づく保健指導（安衛法第66条の7）努力義務
健康診断の結果に基づく保健指導健康診断の結果、特に健康の保持に努める必要がある労働者に対し、医師や保健師による保健指導を行うよう努めなければなりません。

【活用方法の例】

・各種面談対象者の日時の管理
・継続的なフォローが必要な対象者の次回対応日の管理
・各種面談の実施状況の見える化
※ダッシュボードに面談件数などが反映されるため、容易に業務の見える化や共有が可能
・衛生委員会で面談実施状況の共有

【注意点】
・面談管理表は氏名や面談の種類など個人情報を伴うため、取り扱いには注意が必要です。
参考：法令チェック｜健康情報取扱規程

 さんぽLABでは、産業保健スタッフの面談記録や産業医による面接指導で必要な意見書など、各種フォーマット/テンプレートをご用意しております。面談管理表と併せてぜひご活用ください。

■作成
さんぽLAB運営事務局　保健師

■一緒に活用したい資料

資料フォーマット｜定期健康診断における保健指導記録
リーフレット｜ﾒﾀﾎﾞﾘｯｸｼﾝﾄﾞﾛｰﾑ

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