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みんなの社内健康施策アイディア大公開!~運動で元気をつくろう~

健康施策コンテスト~応募施策を大公開【運動編】~
2024年7月に実施した健康施策コンテストに、たくさんのご応募をありがとうございました!応募いただいた施策は、これから順次ご紹介していきます。今回は、特に多かった「運動」に関する施策をピックアップしました。
やってみたいと思った施策や、面白いと感じたものがあれば、ぜひ温かいコメントをお寄せください!

【健康施策コンテストとは?】
健康施策に関するアイデアや成功事例を募集するコンテストで、2024年7月にさんぽLABで実施しました。
受賞された施策はこちら
食事・ダイエットに関する施策はこちら
メンタルヘルス、がん、禁煙など、様々な施策はこちら

目次

1.健やか活動
2.カ・タ・ア・シ、何秒?
3.Let's 階段ウォーキング
4.健康マイレージ
5.ウォーキングイベント
6.ヘルスリテラシー向上と健康増進活動支援
7.運動習慣を動機づけできるポピュレーションアプローチ


1 健やか活動


<施策の目的>

運動習慣の改善、社内のコミュニケーション促進、ダイエット・メタボリックシンドローム対策

<施策の内容>

(目標)
健康リテラシーが高く、主体的な健康管理を行うことができる従業員を増やす。

(内容)
チューブストレッチとながら運動の促進。

(実施期間)
秋に1か月、健やか活動として健康増進活動の促進期間を設け、チューブストレッチとながら運動を促進した。

(方法)
チューブストレッチを全従業員へ配布(チューブの強さは強・中・弱の3種類で、事前に全従業員に好みの強さを選んでもらい各々、好きな強さのチューブを会社が用意し全員へ活用してもらった)。チューブストレッチの使い方・推奨回数・効果などを記載したポスターを作成し周知した。勤務時間内・時間外問わず、自分のペースで実施を促進した。

(効果検証)
アンケート

<施策の効果や感想>

当社は、年齢も職種も勤務時間も様々な従業員が所属しているため、個人の自由なタイミングでストレッチが出来る様にこの方法を実践した。周知の際には、チューブストレッチの効果だけでなく、「運動における効果」「運動と仕事の関係性について」「業務の合間に運動をする効果」「チューブストレッチの色々な活用方法の紹介(無料動画の紹介)」などの参考情報を追加記載していたため、そこから健康情報を取得し、健やか活動のメリットや意義を理解してもらい取り組んでもらうことが出来た。当社は事業所が複数あり、みんなで一斉に活動を実施するという事が難しいが、一部の事業所では個人での実施だけでなく、朝礼や昼礼時にみんなで一斉にストレッチを行う時間を設けるなど工夫をしているところもあった。
その結果、「週に1回以上運動・ストレッチをする人」41.8%→69.1%(27.3%上昇)、「身体的・精神的な変化として実施に対するポジティブな意見」47.9%(残りは1か月では大きな変化を感じない)、「活動の5段階満足度:満足」77.5%という結果が得られた。1年後、活動効果の調査をしたところ、この健やか活動をきっかけにストレッチを継続したり、運動を始めたという従業員が数名確認できた。また、運動による効果など健康情報の理解度も多数の上昇がみられた。


2 カ・タ・ア・シ、何秒?


<施策の目的>

運動習慣の改善、社内のコミュニケーション促進、ダイエット・メタボリックシンドローム対策

<施策の内容>

健康管理スタッフ主演の「開眼片足立ち測定」動画を作成し、社内イントラネットへUP。安全衛生委員会、職場MTGなど、集団で自身のバランス力、筋力を測定。その様子を社内報でも配信。「私、60秒しかできなかった~」など、社内コミュニケーションのきかっけにも。
今後は各職場ごとに、測定した平均秒数を公開し、競争心に火をつけていくことを目論見んでいるところです。

<施策の効果や感想>

片足で立てた秒数を職場の仲間と測定することで、自身の体力低下を目の当たりにし、悔しさからジムに通う人も。
いつも重苦しい雰囲気で始まる定例MTGも、開眼片足立ち測定からスタートすれば、アイスブレイク効果が期待できちゃいます。
動画も自主作成したことで、見慣れた保健師が何かしているぞと、社員は親近感を持って視聴してくれているようです。


3 Let's 階段ウォーキング


<施策の目的>

運動習慣の改善

<施策の内容>

脂質異常症がなかなか改善しない健康課題の一つであり、活動量を上げる目的で企画しました。
具体的には、社内の階段に残りの階段数やウォーキングによる健康効果など、イラストを主に配置したポスターを作り貼りました。

<施策の効果や感想>

実践後まだ間もないため、感想などはほぼ聞けていませんが、社員に確認してみます。


4 健康マイレージ


<施策の目的>

運動習慣の改善

<施策の内容>

歩数アプリを使い、毎月社内で競い合い歩数順位を表彰して電子マネーを配布しております。

<施策の効果や感想>

歩数を競い合い楽しみながら、運動不足も解消できています!


5 ウォーキングイベント


<施策の目的>

運動習慣の改善、ダイエット・メタボリックシンドローム対策、社内のコミュニケーション促進

<施策の内容>

普段どれくらい歩いているか視覚化して振り返ってみよう。
チームで参加しても、個人で参加してもOk。
期間は1か月間。トータルの平均歩数をランキング化。
目標は平均8000歩/日。
参加者には全員に何かしらの賞品を贈呈。
上位者には更に豪華な賞品を贈呈。

<施策の効果や感想>

・歩くことを意識するようになった。
・エスカレーターの使用頻度が減った。
・社内のコミュニュケーションツールの一端になった。
・上位賞に入って、豪華な賞品がほしくて頑張った。
・1ヶ月だけなので習慣化までは、いかなそう。


6 ヘルスリテラシー向上と健康増進活動支援


<施策の目的>

社内のコミュニケーション促進、ダイエット・メタボリックシンドローム対策、運動習慣の改善

<施策の内容>

会社と組合それぞれで健康増進活動予算を計上し、従業員の健康増進活動に当該予算を活用した。2022年度のコロナ禍における自粛生活の影響を受け、従業員の運動習慣率及び活動量が減少したことが明らかになっていた。そのため、2023年度は自粛生活緩和に伴い、”従業員の運動再開のきっかけ作り”や”社内・グループ会社とのコミュニケーション活性化”などを目的に、スポーツ同好会の結成やスポーツイベント企画・実施を行うことで、従業員の運動習慣率の向上支援に努めた。
 まず従業員の希望を確認し、テニス・マラソン・フットサルの同好会を立ち上げ、その後は現在に至るまで継続的な支援を実施したことで、各同好会の定期的な活動の実現が出来た。また同好会に参加していない従業員も含めた全従業員を対象とし、季節ごとにドッヂビー大会・テニス大会・バドミントン大会・ハイキング・運動会などのイベントを企画した。これにより、運動習慣率の向上に努め、従業員の家族やグループ会社の従業員も招待することで関連会社内のコミュニケーションの促進の機会を定期的に提供することが出来た。
 更にイベントの際は、健康保険組合とのコラボヘルスを推進(情報案内など)し、健保が活用推奨している健康コンテンツの登録・利用促進とコラボイベント(ウォーキング:会社対抗戦・個人戦、健康eラーニングなど)の参加促進・ヘルスリテラシーの向上に努めた。

<施策の効果や感想>

各イベントを通して、2023年度は自由参加であったにもかかわらず90%以上の従業員が1つ以上の健康増進活動に参加していた。結果的に多くの参加率を達成できた要因は、担当者が管理職を巻き込んで従業員の参加促進を行ったことや、家族参加も考慮してキッズスペースの設営と子供用用具の準備をしたことによる効果だと考えられた。
 また、それぞれのイベント後にはアンケートによる効果検証を行い、各イベントの5段階満足度評価は「どちらかというと満足・満足」が平均88%という高い評価が出た。その理由は「楽しかった5段:84.5%」・「良い運動になった:61.8%」などのポジティブ意見が多かったからであった。また、「上司・同僚・家族・グループ会社の仲間とコミュニケーションがとれて良かった:61%・絆が深まった:27%」など、交流の場としての評価もみられた。更に、「会社が健康イベントをすることで仕事にもプラスに影響すると思った:32%」「仕事に対するモチベーションが上がった:11%」といった、様々な側面からのポジティブな意見が上がったことも要因の一つとして考えられた。一方で「きつかった:1.7%・(冬イベント)寒かった:1.7%」などネガティブ意見もあった。しかし、「また参加したい:63.2%」「他の健康増進活動もやりたい:32%」など今後の健康増進活動への参加意欲も想定効果を上回っており、加えて、少数ではあったが「同好会やイベントをきっかけに運動を再開した・イベントに向けて体力づくりを始めた」などの当初の目的を達成するような意見も確認できた。
 健康保険組合とのコラボヘルスに関する取り組みでは、健康コンテンツの利用率を2023年6月24.3%→2024年3月40.5%へ増加させることが出来た。2024年度は、2023年度のイベント実施効果として健康診断結果などで運動習慣率を前年度と比較したり、健康コンテンツの更なる利用率拡大・ヘルスリテラシー向上施策に取り組んだりしていく予定である。


7 運動習慣を動機づけできるポピュレーションアプローチ


<施策の目的>

運動習慣の改善、ダイエット・メタボリックシンドローム対策
肥満率が高く、運動習慣がある社員の割合も低いことから、運動習慣を動機づけできる施策を考えています。

<施策の内容>

肥満率が高く、運動習慣がある社員の割合も低いことから、運動習慣を動機づけできる施策を考えています。

<施策の効果や感想>

「運動しなきゃ!」と危機感を持つことができる、あるいは「運動したいな!」と思ってもらえるようなポピュレーションアプローチの介入方法について、ご教授いただければ幸いです。


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