くるみん認定
1.くるみん認定とは
くるみん認定とは、子育てサポートを積極的に行う優良企業を「子育てサポート企業」として厚生労働大臣が認定する制度です。
くるみん認定は満たす要件の種類や数によって、認定されるマークの種類が異なります(くるみん、プラチナくるみん、トライくるみん)。赤ちゃんを包む「おくるみ」と「会社ぐるみ・職場ぐるみ」で子育てサポートを行う意味をかけて、このような名称がつけられています。
参考:くるみん認定、プラチナくるみん認定及びトライくるみん認定企業名都道府県別一覧|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
2.くるみん認定によって得られるメリット
くるみん認定に向けて支援施策に取り組むことや、その結果くるみん認定を受けられることは、企業にとって多くのメリットがあります。主には次のようなものです。
従業員エンゲージメントが高まる
認定に向けて企業が積極的に子育て支援施策に取り組むことは、従業員へのサポートの充実や、従業員エンゲージメント向上につながります。また仕事に集中しやすくなり、生産性の向上も見込めます。
企業のイメージアップにつながる
くるみん認定を受けることで、企業のイメージアップも狙えます。子育て支援に注力している企業は、従業員を大切にしているイメージを持たれやすいでしょう。
また、近年推進されている「人的資本の情報開示」においても、従業員の育児休業取得数などは開示項目のひとつとして挙げられており、企業価値を高めるうえでも重要な取り組みとなり得ます。
低利融資を受けられる
くるみん認定を受けている企業は、日本制作金融公庫の低利融資を利用できます。低利融資とは、設備資金や運転資金を低金利で融資してもらえる制度であり、企業は金利を抑えながら事業資金を確保できるのです。
くるみん認定は子育て支援の行動計画を策定・実施することで、従業員により働きやすい環境を提供できるとともに、自社のイメージアップなども叶えられる、メリットの多い制度です。厚生労働省のホームページ(一般事業主行動計画の策定・届出等について|厚生労働省 (mhlw.go.jp))では、企業の状況に応じた多様なモデル行動計画も掲載されていますので、是非参考にして取り組んでみてはいかがでしょうか。