両立支援プラン/職場復帰支援プランとは
治療を続けながら働く従業員や、傷病による休業から職場復帰する従業員を支援する際は、勤務時間や業務内容、必要な配慮などを関係者間で整理しておくことが大切です。
「両立支援プラン」とは、治療をしながら働く従業員に対して職場が行う支援の計画のことです。また、「職場復帰支援プラン」とは、傷病により休業していた従業員が復職する際に職場で実施する支援の計画のことです。
両立支援プラン、職場復帰支援プランには、勤務時間の配慮や業務内容など、具体的な業務調整の内容や職場で留意する内容、面談のスケジュールなどを記載します。
本フォーマットは厚生労働省の「両立支援プラン・職場復帰支援プラン作成例」を基に作成しております。

■このフォーマットはWordでダウンロードできます!
両立支援プラン/職場復帰支援プランの活用方法
両立支援プラン、職場復帰支援プランをあらかじめ立てておくことで、従業員側も事業所側も予測を立てた配慮や勤務をすることが可能となります。また、本人の同意を得た上で、就業上の措置や配慮に必要な情報を関係者に共有することで、周囲の理解を得やすくなり、本人と周囲の従業員が働きやすい環境づくりにつながります。
このプランの作成時には、本人の意向、主治医の意見、産業医の意見、職場の受け入れ状況等を総合的に考えて作成する必要があります。
また、一度プランを立てたら終わりではなく、継続して実施できるよう定期的に見直し、プランが円滑に実行できているかを確認することが大切です。
注意事項
両立支援プラン/職場復帰支援プランは、医療情報を含む個人情報となり、扱いには注意が必要です。また、本人側の意向だけでなく、周囲の状況にも配慮して作成することが重要です。
よくある質問(Q&A)
Q. 両立支援プラン/職場復帰支援プランの作成は義務ですか?
両立支援プランや職場復帰支援プランそのものの作成が、すべての事業場に一律で義務付けられているわけではありません。
ただし、企業には労働者の安全と健康を確保するための安全配慮義務があり、治療と仕事の両立支援や、休職者の円滑な職場復帰に取り組むことが求められています。そのため、本人の状況や職場の実情に応じてプランを作成し、支援内容を関係者で共有することが望ましいとされています。
Q. 両立支援プラン/職場復帰支援プランには何を記載しますか?
一般的には次のような事項を記載します。
- 勤務時間や勤務日数
- 業務内容や業務量
- 通院や治療への配慮
- 残業や出張の制限
- 定期面談の予定
- フォローアップの方法
- プランの見直し時期
厚生労働省の作成例にも、勤務時間、就業上の措置、業務内容、配慮事項、面談予定などの項目が設けられています。
Q. 誰が両立支援プラン/職場復帰支援プランを作成しますか?
作成に関わるメンバーは事業場によって異なりますが、一般的には下記のような関係者が協力して検討します。
- 本人
- 上長
- 人事労務担当者
- 産業医
- 産業保健師などの産業保健スタッフ
- 主治医(意見書などを通じて関与)
本人の意向や主治医の意見、職場で実施可能な配慮内容を踏まえて、無理のない支援計画を作成することが重要です。
Q. 両立支援プラン/職場復帰支援プランに記載した情報は、職場に共有してもよいですか?
プランには健康情報や治療に関する情報が含まれる場合があります。
そのため、本人の同意を得たうえで、業務上必要な範囲に限定して共有することが重要です。共有する際は、誰に何を伝える必要があるのかを整理し、適切に管理しましょう。
■記事|さんぽLAB 運営事務局 保健師
■監修|難波 克行 産業医
■参考ページ|治療と仕事の両立について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き |厚生労働省




