令和7年度(2025年)健康経営度調査票の申請が8月18日より開始!改定ポイントをまとめました

申請について
大規模優良法人部門●申請期間2025/8/18(月)~2025/10/10(金) 17時 ●認定申請料80,000円(税込88,000円)/ 件 |
中小規模優良法人部門●申請期間2025/8/18(月)~2025/10/17(金) 17時 ●認定申請料15,000円(税込16,500円)/ 件 |
令和7年度 健康経営度調査 改訂ポイントまとめ
1. 制度・認定要件の改訂(制度レベルの変更)
申請単位の変更
自治体について、首長部局と教育委員会などの指揮命令系統が異なる各種委員会単位からの申請を認める
👉 大規模・中小規模法人
認定要件の変更
(1) ステークホルダー全体に対する健康経営のあり方
・国内外含めたグループ会社の浸透状況を確認する設問を新設
・取引先・他社への健康経営の支援に関する設問を改訂
(ホワイト500認定要件)
・地域・社会との関わり(配点あり)設問を追加
👉 大規模法人
(2) メンタルヘルスに関する 認定要件項目名変更
・「心の健康保持・増進に関する取り組み」と項⽬名を変更
👉 大規模・中小規模法人
(3) 就業者の質的変化を 踏まえた認定要件の項目追加
・女性の健康への対策と高齢従業員への対策を「性差・年代を踏まえた職場づくり」として、評価項⽬に追加
👉 大規模・中小規模法人
(4) 健保組合等との連携に関する要件強化
・保険者への40歳以上の従業員の健診データ提供を誓約事項に移動
・40歳未満従業員の健診データ提供も必要項目へ変更
👉 大規模法人
(5) 「育児・介護と仕事の両立支援」を 認定要件に追加
・「育児・介護と仕事の両立支援」を認定要件の選択項⽬に追加
👉 中小規模法人

認定要件数の変更
大規模法人
認定に必要な選択要件数について、「高年齢従業員の健康や体力の状況に応じた取り組み」の追加に伴い、16項⽬中13項⽬から17項⽬中14項⽬に変更
中小規模法人
認定に必要な選択要件数について、「高年齢従業員の健康や体力の状況に応じた取り組み」・ 「育児・介護と仕事の両立支援」の追加に伴い、15項⽬中7項⽬から17項⽬中8項⽬に変更
2. 調査票・申請書の設問改訂(運用レベルの変更)
(1) 健康経営推進方針と目標、KGI・KPIの整理
・昨年度改訂した健康経営ガイドブックに基づき、健康経営推進 方針と⽬標、KGI、KPIの整理に沿い、設問と選択肢を改訂
・企業の⽬標・KGIへの検証に誰が関与しているかを確認する設問を追加
・検証結果を受けて具体的に何を改善したかを確認できるよう設問を修正
👉 大規模法人
(2) 健康経営の理解促進
・健康経営の推進方針、KGI・KPIの進捗など、経営トップ自らがどこまで具体的に発信しているかを確認できるように選択肢を修正
(ホワイト500認定要件、中小はブライト500設問に追加)
👉 大規模・中小規模法人
(3) 経営会議での健康経営議題化
・健康経営の推進方針を議論している会議体を確認する設問を追加
・会議での具体的な決定事項・報告事項を確認
👉 大規模法人
(4) 組織全体に影響する効果検証
・健康経営ガイドブックに「企業の健康風土醸成」に関する内容が記載されたことを踏まえ、組織全体に影響を与える効果検証を確認する設問を新設
(中小はブライト500設問に追加)
👉 大規模・中小規模法人
(5) 管理職・従業員への教育(性差・年齢特性への配慮)
・「性差・年齢に配慮した職場づくり」を認定要件の評価項目として新設
・管理職・従業員向け教育において、性差や年齢に配慮した職場づくりに関連する選択肢を追加
・女性の健康に関する教育内容については、内容を確認できるよう修正
👉大規模法人
(6) PHR活用環境整備
・PHR集計データの活用方法を問う設問に修正
👉 大規模法人
(7) 仕事と介護の両立支援
・令和6年5月に改正された育児・介護休業法を踏まえ、選択肢を修正
・介護に関する制度の利用状況を確認する設問を追加
👉 大規模・中小規模法人
(8) 仕事と治療の両立支援
・厚生労働省「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」を踏まえ、選択肢を修正
👉大規模・中小規模法人
(9) プレコンセプションケア(妊娠前からの健康づくり)の推進
・プレコンセプションケアについての説明として、企業において取組む意義を追加
・具体的に企業で実施している取り組み内容を確認できるようアンケート設問・選択肢を修正
・中小規模法人については、認知を問うアンケートを新設
👉 大規模・中小規模法人
(10) 多様な働き方をする労働者への健康支援
・個人事業者等に対する健康支援の状況を問うアンケートを新設
👉 大規模・中小規模法人
3. 改定のポイントまとめ
大規模法人
戦略性(KGI/KPI、会議議題化)、実効性(効果検証)、データ活用(健保連携、PHR)、多様な従業員層(女性活躍、更年期対応、治療・介護両立)に重点。
中小規模法人
「従業員への浸透」「教育」「育児・介護支援」「多様な働き方への配慮」など、より実践的・基礎的な支援強化。
👉 令和7年度改訂の方向性は、
「形式的な健康経営」から「実効性・多様性を重視する健康経営」への進化 と言えます。
令和7年度 健康経営度調査サンプルはこちら▼
申請書サンプル - ACTION!健康経営|ポータルサイト(健康経営優良法人認定制度)

<参考>
・申請について - ACTION!健康経営|ポータルサイト(健康経営優良法人認定制度)
・令和7年度 健康経営優良法人認定事務局の活動 及び 申請認定に関するご報告