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【厚労省より】「職場における熱中症防止のためのガイドライン」が公表されました

厚生労働省では、「職場における熱中症防止対策のための検討会 報告書 ~令和8年夏に向けて~」を取りまとめ、これを踏まえて「職場における熱中症防止のためのガイドライン」を策定しました。

最近の傾向

厚生労働省の報告によると、令和7年度は熱中症による死亡者数は減少した一方で、休業4日以上の死傷者数は前年比約4割増と大きく増加しました。

さらに、気象庁の予報では、令和8年の夏は気温が平年より高く、「酷暑」となることが見込まれており、これまで以上に早めの対策が重要とされています。


ガイドラインの特徴


熱中症リスクに応じて実施すべき具体的な対策を示すことで、事業者が業種や作業内容に応じた適切な対策を選択・実施し、職場における熱中症の防止を図ることを目的としています。

事業者は、まず熱中症リスクを把握・評価したうえで、その結果に基づき、適切な対策を選択して実施することが求められます。

1.熱中症リスクの評価

・職場における有害性要因の特定や、WBGT値の把握、熱中症リスクの評価・検討を行う

2.熱中症リスクに応じた措置

・労働衛生管理体制の確立(衛生委員会の活用、役割明確化、作業手順や報告体制の整備など)
・作業環境管理(遮熱、遮光、休憩場所の整備など)
・作業管理(作業・休憩時間の調整、服装による身体冷却など)
・健康管理(体調確認、暑熱順化の実施など)
・労働衛生教育(従業員への周知・研修など)

業種や作業内容に応じて適切な対策を組み合わせて実施します。

また、異常時の措置として、熱中症が疑われる場合には直ちに作業を中断し、涼しい場所での身体冷却や水分・塩分補給を行うなど、迅速に対応できる体制を整えておくことが重要です。

職場における熱中症防止のためのガイドライン|厚生労働省
「職場における熱中症対策に関わる検討会」の報告書|厚生労働省
今年の夏の傾向|気象庁


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