さんぽLAB

記事

【わかりやすく解説】職場ハラスメントの種類と意味・予防策を解説

ハラスメントとは、相手の意に反する行為によって不快にさせたり、相手の人間としての尊厳を傷づけたり、脅したりすること、いわば「嫌がらせ」や「いじめ」と同等の意味を持つ行為です。
職場でのハラスメントは増加傾向にあり、社会的にも重要な課題となっています。ハラスメントを受けた従業員は、重大なメンタルヘルス疾患を抱える可能性があります。それだけでなく企業イメージを損なう可能性もあります。
企業は従業員が安心して働けるような環境を提供する義務があり、ハラスメントの発生を未然に防ぎ、発生した場合は、速やかに適切な措置を取るなどの対処が求められています。職場でのハラスメントを防止するために、正しい知識を持ち、企業全体でハラスメント防止の対策を取りましょう。
本記事では、職場ハラスメントの実態や種類・意味の他、具体的なハラスメントの予防策についてわかりやすく解説します。

CONTENTS


1.ハラスメントの意味と職場での実態
2.職場における3大ハラスメント
3.その他のハラスメント
4.ハラスメント防止策


ハラスメントの意味と職場での実態

ハラスメントとは、相手の意に反する行為で不快にさせたり尊厳を傷つけたりすることです。意図がなくても相手が不快に感じればハラスメントは成立し、「指導」や「冗談」という言い訳は通りません。職場のハラスメントは増加傾向にあり、厚生労働省の調査でも「いじめ・嫌がらせ」の相談が年々増加しています。2020年の改正「労働施策総合推進法」により企業には防止措置が義務付けられました。

職場における3大ハラスメント

パワーハラスメント(パワハラ)

地位や権力を利用して精神的・身体的苦痛を与える行為。例: 暴行、侮辱、無視。

セクシュアルハラスメント(セクハラ)

職場での性的言動が労働条件や環境を悪化させること。例: 意に反する身体接触、性的な話題。

マタニティハラスメント(マタハラ)

妊娠・出産に関連する嫌がらせ。例: 産休の相談で退職を促す。

その他のハラスメント

モラルハラスメント(モラハラ)

言葉や態度で精神的苦痛を与える行為。

ロジカルハラスメント(ロジハラ)

論理的に言い負かして不快にさせる行為。

時短ハラスメント(ジタハラ)

労働時間の短縮を無理強いする行為。

エイジハラスメント(エイハラ)

年齢を理由に中傷する行為。

ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)

性別に基づく差別的行為。

リモートハラスメント(リモハラ)

リモートワークでの過度な監視や一方的な叱責。

ソーシャルハラスメント(ソーハラ)

SNS上でのトラブルやプライバシー侵害。

スモークハラスメント(スモハラ)

喫煙者が非喫煙者に不快な行動をすること。

スメルハラスメント(スメハラ)/音ハラスメント(音ハラ)

強いニオイや大きな音で不快感を与える行為。

ハラスメントハラスメント(ハラハラ)

適切な指導をハラスメントと騒ぎ立てる行為。

ハラスメント防止対策

企業姿勢の周知

ハラスメント防止の方針やルールを従業員に周知。

研修の実施

全従業員向けにハラスメント防止研修を実施。

パルスサーベイ

簡易調査でハラスメントの兆候を早期発見。

相談窓口の設置

専門の相談窓口を設け、プライバシーを保護。

職場でのハラスメントを理解し、正しい知識と対策を持って対応することが重要です。

もっと詳しく見る

出典

アドバンテッジJOURNAL
【わかりやすく解説】職場ハラスメントの種類と意味・予防策を解説



パワハラ根本解決を支援する無料ハンドブック


2020年6月に「パワハラ防止法」が大企業に向けて施行され、2022年4月には中小企業も対象に。パワハラ防止の意識を啓発する管理職教育に関しては、当社の調査結果においても8割以上の企業で実施していることが分かりました。
しかしながら、教育を実施していても「パワハラが改善に繋がっている実感がない」「行為者にパワハラをしている自覚がない」などとお悩みのご担当者様のお声も多く頂戴します。パワハラ防止のためには、一般的な知識にフォーカスした内容の教育プログラムはさることながら、行為者となり得る管理職の気づきを促し、自覚を持ってもらえるようなアプローチが必要となってきます。
本資料では、パワハラ問題の根本解決を目指すうえで知っておきたい管理職教育のヒントについてご紹介します。




ハッシュタグを押下して関連ページを検索↓
コメントする