第3回勉強会の募集開始をしました。第2回勉強会の様子もご紹介します!
難波先生に生活記録表を用いた復職判定~復職プラン作り~復職後のフォローアップまでを講義頂きました!
1.先生の勉強会の一部をご紹介
まずは全体の流れを図示頂き休業開始から通常勤務までの流れを参加頂いた皆様に再確認頂きました。全体の流れの中でも、通常勤務に近づいていくことで復職を焦ってしまうケースが発生し、無理に復職することで再度メンタル不調等起こしてしまうと言います。そのため復職させるタイミングが重要である旨を改めて周知して頂きました
まずは生活記録表を用いた復職可否の判断について、例を出して頂きながらお話頂きました。ここでは、事例の1つをご紹介いたします。
まずは以下の情報を提示頂きました。
場面1:職場復帰の可否をどう判断しますか?
・うつ病で休業して3か月が経つ社員
・毎月、産業医面談をおこなっている。調子はよさそうに見える。
・翌月の面談で、本人は「復職可」の診断書を持ってきた。
・本人は元気そうで、「図書館に行っている。通勤電車にも乗ってみた。」
あなたは産業医です。復職をどう判断しますか?
ここで参加者の方々にアンケートを取り、結果は以下の通りとなりました。
約7割の方は復職不可と回答されました。
その理由として、最初のお話でもあった通り、病状が回復してくると復職を急いでしまうケースがあるため、毎日出社できるか、疲労が残らないかなどの出社可能レベルにまで回復しているかどうかを見る必要があると言います。
生活記録表で見る際には『睡眠』と『外出』に注目をすることが重要で、出社に間に合う時間に起床できているか、睡眠と起床のリズム、昼寝、二度寝の有無、そして出社できるような生活リズムを毎日続けられるか(2~3週間ほど)を見極めることが求められるとのことでした。
その後は生活記録表を見ながら職場復帰の可否を参加者の皆様と共に判断していく内容となっていました。詳細は動画をご覧ください。
このパートのまとめとして、生活記録表を運用していく上で重要なのは判定基準をあらかじめ決めておくことが必要であるということでした。
まとめの詳細やこの後の続きはダイジェスト動画にてご覧ください。
11月以降、全3パートで配信予定ですので今しばらくお待ちくださいませ。
2.次回予告について
- 1回目:職場復帰支援の全体の流れ、初期対応〜休業中の面談〜生活記録表の導入(動画配信予定)
- 2回目:職場復帰支援の全体の流れと前回の簡単な復習、生活記録表を用いた復職判定〜復職プラン作り〜復職後のフォローアップまで
- 3回目:在宅勤務制度と職場復帰支援に関するテーマ(在宅勤務制度を復職支援で用いる際の課題などの整理と、運用上の留意点、失敗しない運用の方法など)
次回、11月24日(木)の19時より第3回職場復帰支援勉強会を開催いたします。
最後は、新しい働き方として普及しつつある、在宅勤務制度を復職支援で用いる際の課題整理から運用方法までを難波克行先生にお話しいただきます。
在宅勤務と復職についてはインターネット上でも話題にしている記事を見かけるようになってきました。この機会に是非運用方法を整理してみませんか?
皆様のご参加をお待ちしております!
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