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働く人のウェルビーイング研究の現在:ワーカーウェルビーイングとは?【論文解説(全訳付き)】

■本記事のポイント

・働く人におけるウェルビーイング(特に主観的な側面)についての概念整理をした論文の要点を解説(全文訳は付録として掲載)
・機械翻訳ではなく、文脈や専門用語を考慮して産業保健心理学の専門家が翻訳
・ウェルビーイングについて学術論文レベルの知識を学びたい方向け

CONTENTS


1.はじめに
2.論文のポイント解説
(1)ワーカーウェルビーイングとは何か
(2)ワーカーウェルビーイングはどのように測定できるか?
(3)ワーカーウェルビーイングの指標はどのように選ぶか?
3.まとめ
4.付録(論文全訳)


はじめに

最近、ニュースや本など様々なメディアでウェルビーイング(Well-being)という語を見聞きする機会が増えていると思われます。

学問の分野においては、昔からよく議論や研究がされてきていますが、近年ではビジネスや行政の領域においても盛んにウェルビーイングの語が登場するようになり、わが国においては近年に大きな動きがありました。

たとえば、2021年に内閣府に「Well-beingに関する関係府省庁連絡会議」が設置されました。また、同年に日本経済新聞社が公益財団法人Well-being for Planet Earthとともに、有志企業や有識者・団体等と連携して「日本版Well-being Initiative」を設立するなど、官民において急速にウェルビーイングについての議論が進み始めています。

人々のウェルビーイングを高めていく際には、何らかの指標を用いてウェルビーイングを数値化し、データをモニタリングしていくことが必須です。これには、今まで学問分野で研究されてきた知見も参考になるでしょう。

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出典

アドバンテッジJOURNAL
働く人のウェルビーイング研究の現在:ワーカーウェルビーイングとは?【論文解説(全訳付き)】

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