さんぽLABでは、6月・7月に実践型イベント「ケースメソッド」を開催します。
ケースメソッドは、MBA(Master of Business Administration)などでも広く採用されている教育手法で、実際の企業事例をもとに参加者同士が意見交換を行い、多角的な視点や実務対応力を養うことを目的としています。産業医、保健師、衛生管理者、人事労務担当者などが、それぞれの立場から議論できる点が大きな特徴です。
本記事では、6月開催回のテーマを一部ご紹介します。

テーマは「有病者の復職支援体制を整えるために~がん就労者の事例から学ぶ~」
産業医が、複数の復職事例に対応する中で、企業内の体制不備や関係者の役割の曖昧さといった課題に直面し、多職種と連携しながら従業員支援のあり方を模索していくケースです。
本内容では、復職支援プロセスの可視化や役割整理の重要性に加え、組織として実効性のある支援体制を構築するための具体的な視点を得ることができます。日々の実務に引き寄せて考える機会としてご活用いただけます。
事例の概要と設問イメージ
ある従業員の疾病治療後の復職支援をめぐり、担当の産業医が複数の復職案件に対応する中で、制度面および実務上の課題に直面するケースです。
対象となる従業員は、一定期間の治療を経て復職を希望していますが、勤務地や雇用形態の多様性、関係者間の連携状況などにより、対応が複雑化しています。
具体的には、
- 拠点ごとに産業保健体制が異なる
- 雇用形態により健康管理の範囲が曖昧になる
- 医療機関やリハビリ支援との連携が十分でない
といった状況が重なり、復職判断や支援内容の整理が難しくなっています。

設問例:
復職に関するケースについて、それぞれの担当者(産業医、人事など)が行ったことのうち①妥当な点、②悪かった点について整理し、③他にできたこと、を加えて記入してください。
<担当者(登場人物)>
- 産業医
- 人事
- 衛生管理者
- 看護職
開催概要
- 第1回開催日時:6月27日(土)13:00~18:00(※申込締切:6月24日(水)17:00)
- 対象:産業医・産業看護職・衛生管理者・人事労務担当者など、産業保健に従事している方
ケースメソッドには明確な「正解」はありません。個人で課題を抱え込むのではなく、参加者同士で意見を交わしながら、多様な視点で解決策を考えていく力を養う教育プログラムです。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ下記より詳細をご確認ください。皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

