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講話資料

てんかんと運転の可否。薬の影響と運転制限の検討について解説

交通事故による死傷者は近年減少傾向ですが、それでも交通労働災害は全産業に占める死亡災害のうち2割以上を占め、労災防止の重要課題です。
​その一部には、てんかんをはじめとした健康問題に関連する事故が少なからず含まれていると考えられており、社会的にも厳しい視線が向けられています。
​てんかんは、突然意識を失って反応がなくなるなどの「てんかん発作」をくりかえし起こす病気です。適切な抗てんかん薬を服用すること で、大部分の患者は発作は抑制され通常の社会生活を支障なくおくれます。一 方で、抗てんかん薬では発作を抑えることができない、難治性てんかん患者は、より専門的なてんかん治療を必要とする場合があり ます。「てんかん=運転禁止」ではありませんが、安全面での慎重な対応が必要となります。
従業員の健康を守るためだけではなく労災防止や社会的責任を果たすためにも、健康問題と運転業務について説明する際にご活用ください。

 


CONTENTS / 10ページ

  1. はじめに
  2. 運転に支障が出るおそれのある病気
  3. てんかんとは?
  4. てんかんと運転の可否について
  5. 薬の影響について
  6. 運転制限の検討について
  7. おわりに

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