講話資料

高年齢労働者の健康管理について。加齢による身体機能の変化や労災、職場改善のポイントについて詳しく解説。

日本は寿命が世界最高水準であり、「人生100年時代」と言われています。
企業では定年延長や定年後の再雇用が進み、60歳以上の雇用者数は過去10年間で約1.5倍に増加しています。内閣府の調査によると、60歳を過ぎても働きたいと考える人は81.8%、65歳を過ぎても働きたいと考える人は50.4%にのぼり、年齢を重ねても就労意欲は高いことが分かります。
一方で、労働災害のうち60歳以上の死傷者の割合は年々増加しており、加齢に伴う身体機能の変化に対応した対策が重要です。
高年齢労働者に配慮したエイジフレンドリーな職場づくりは、結果として全ての世代が働きやすい環境の実現にも寄与します。今回は、加齢による身体機能の変化や高年齢労働者に多い労働災害・業務による疾病、安全な職場環境への改善ポイントなどをご紹介致します。エイジフレンドリーな職場に向けて、企業の健康管理や職場環境改善の参考になれば幸いです。

PDF資料より抜粋

5.高年齢労働者に配慮した職場改善 ①作業環境管理 加齢による身体的な機能の変化に応じて、事故防止や負担軽減のために職場環境を整える事が重要です。 作業環境に事故や高い負担につながる要因がないか、見直してみましょう。 転倒・転落予防 ・作業場所や通路は十分な明るさを確保 ・水分・油分を放置せず、 こまめに清掃する  ・階段に手すりや滑り止め ・段差など危険箇所には標識などで注意喚起 ・高所作業は出来るだけ地上で行う、高めの手すり設置  腰痛予防 ・腰痛予防に作業台の高さや作業の導線を調整 ・重量物は台車や昇降装置などの活用 ・(介護・看護現場)要介護者にリフトやスライディングシートなどの活用  視覚・聴覚への配慮 ・聞き取りやすい警報音(中低音域)、ライトなど視覚情報を併用 ・PC画面は拡大表示で文字を大きくする ・デスクワークでは照明や必要な眼鏡の使用等により適切な作業姿勢を確保

CONTENTS / 11ページ

  1. はじめに
  2. 加齢に伴う身体機能の変化
  3. 高年齢労働者の健康状態
  4. 高年齢労働者の労働災害①
  5. 高年齢労働者の労働災害②
  6. 高年齢労働者にとって注意が必要な業務による疾病
  7. 高年齢労働者に配慮した職場改善 ①作業環境管理
  8. 高年齢労働者に配慮した職場改善 ②作業管理
  9. 高年齢労働者に配慮した職場改善 ③健康管理
  10. 【参考】職場改善に向けた様々なツール
  11. おわりに

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