資格とキャリアアップ【キャリアップ交流会】
産業保健の現場で役立つ『資格』をテーマにインタビュー&交流会を実施しました!
12月15日(木)の19時30分から、キャリアアップ交流会を開催いたしました。
今回はさんぽLABユーザーの方に『産業保健の現場で役に立った資格』についてインタビューいたしました。
その様子をご紹介いたします。
1.インタビューの様子
今回、さんぽLABをご活用いただいている2名の保健師の方にご協力いただきインタビューを実施いたしました。
インタビューの流れといたしましては、以下の通りです。
1.簡単な自己紹介
2.資格取得のきっかけは?順番は?
3.どのような場面で役に立ったか。
◇資格取得のきっかけ
【Aさんの保持している資格】
看護師、保健師、第1種 衛生管理者、産業カウンセラー
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種,メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種
養護教諭二種 、両立支援コーディネーター 、品質管理検定3級、
危険物取扱者(乙3、乙4、乙5、乙6)ビジネスコンプライアンス初級
三級知的財産管理技能士、(キャリアコンサルタント取得見込み)
【取得の経緯】
看護師、保健師を取ったのち、衛生管理者よ養護教諭二種を取りました。
今お仕事をされている事業所(化学系)では、Aさんが初めて産業保健師として入社したため、手探り感が強かったです。
面談のウエイトは重かったので、まずは産業カウンセラー資格を取得しました。
その後、メンタル不調対応や支援体制を確立をするためにメンタルヘルスマネジメント検定を取得しました。
また、社内で資格取得推薦があり危険物取扱者の資格も知識をつけるために勉強し、取りました。
甲種は難易度が高いので今後取得していく予定です。
知的財産管理技士も同じく資格取得推薦で取得し、品質管理が社会的に重要になってきたので品質管理検定3級も取得しました。
さらに、社会的要求の高いコンプライアンス意識を身に着けるためにビジネスコンプライアンス初級を取得。キャリア面談・支援もできるようになるためにキャリアコンサルティングも取得しました。
【Bさんの保持している資格】
看護師、保健師、第1種 衛生管理者、産業カウンセラー
両立支援コーディネーター、交流分析士
健康経営アドバイザー、健康経営エキスパートアドバイザー
【取得の経緯】
資格の取得順としてはまず看護師、保健師資格を取った。産業保健現場に入った最初の3年くらいは、臨床とのギャップに驚いて自己啓発することができなかった。
その後、日々の業務の中で人に寄り添う部分に関心が向いて、統括産業医の勧めもあって産業カウンセラー資格を取得することになった。
自己理解を深めるのに日本交流分析協会の交流分析士(1級と2級)を取得。
両立支援コーディネーターと健康経営エキスパートアドバイザーは転職の際に取得ました。
御二方とも多くの資格を取得されていました。働いている場所の環境や背景にあわせて資格を選ばれており、ご自身のキャリアの話も踏まえてお話いただけました。
◇どのような場面で資格を活かすことができたか?
【A保健師】
役に立っていると感じている資格は産業カウンセラー/両立支援コーディネータの2つです。
特に面談の技術を磨いていく上で、かなり役に立っていると感じています。
傾聴力を鍛える上では産業カウンセラーとキャリアコンサルティングの2つを取る際に学んだことが活かせていると思います。
労働災害の対応の際には、危険物の関連の資格が役立ちました。例えば応急処置をする際、酸性かアルカリ性、どちらの薬品がかかってしまったかなどを確認する際に、現場の人ですら咄嗟に判断できないケースがあったので、危険物に関する知識は保健師も必要だと感じました。
【B保健師】
仕事に活かせてると感じる資格は産業カウンセラーと交流分析士の2つです。
産業カウンセラー資格は従業員の健診後の面談対応をする際の『話を聞くスキル』を磨くのに役立ちました。
交流分析士の資格は他社理解、自己理解を深める際の心理療法の面で役立った。
本資格は他社に展開するために、1級と2級を取得しました。
EAPや健康経営推進のために外部の人を呼ぶことがあるが、現場に沿った対応ができるのは保健師なので資格を取得し、事業所にあった対応することができるようになるので、各種資格を取得して良かったと思います。
2.交流会の様子
交流会では1班3名を上限に、以下の内容についてお話いただきました。
・自己紹介(お名前、ご経歴、保有資格)
・現場で必要だと感じる能力やスキル
・興味がある資格 or 取得したい資格
どのグループも現場の課題に共有や、活発な意見交換が行われていました。
3.初めて懇親会を開催いたしました。
今回の会は19:30~20:30の1時間で設定しておりましたが、任意参加で懇親会を30分ほど開催いたしました。
このお時間では交流会中で解決しなかった疑問の解消や、これから産業保健現場に入っていこうとしていく方々が経験者に様々な質問をされていました。
今回の交流会をもとに、継続いて開催していければと思います。
特に参加者同士の意見交換は非常に盛り上がることが再確認できましたので、意見交換に重点置いたイベントも企画していきたいと感じました。
今後ともさんぽLABのオンラインイベントをよろしくお願いいたします。