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保健師資格を活かした私らしいキャリアの作り方。理想の働き方を実現するためのガイド

保健師資格を活かして、自分らしいキャリアを実現したいと考えている方へ。本記事では、保健師資格を活かせる具体的な働き方や、自分の理想のライフスタイルに合ったキャリアの築き方を解説します。「私らしいキャリア」とは何かを考え、未来へのスモールステップを踏み出すヒントをお届けします。


古谷しづか先生(保健師・キャリアコンサルタント・四柱推命鑑定士/看護師、産業保健師を経て起業。)
※本記事は、2024年9月3日に開催したセミナー「保健師資格を活かした”私らしいキャリア”に向けて」の一部を編集したものです。


<目次>

1. 保健師資格を活かした働き方とは
 ・保健師資格が必要な仕事の種類
 ・保健師経験を活かした間接的な働き方
2. 私らしいキャリアの定義
 ・自分の才能を活かし、理想のライフスタイルを叶える働き方
 ・ライフスタイルを中心にキャリアを設計する重要性
3. 私らしいキャリアを作るための3つのポイント
 ・固定概念に縛られない柔軟な発想
 ・得意なことや好きなことを基盤にする
 ・理想のライフスタイルを実現する働き方
4. 私らしいキャリアを見つけるための「5W1H」の活用法
 ・Where(どこで働きたいか)
 ・What(何をして働きたいか)
 ・When(いつ働きたいか)
 ・Who(誰と働きたいか)
 ・Why(なぜその仕事がしたいのか)
 ・How(どのように実現するのか)
5. スモールステップで理想に近づく方法
 ・在宅で働きたい
 ・子育てママ向けの仕事がしたい
 ・週3だけ働きたい
6. 今日から始める「未来を理想に変える」第一歩


1.保健師資格を活かした働き方とは

まずは、保健師資格を持った形で働くにはどんな働き方があるのか、具体的に解説していきます。

■保健師資格が必要な仕事の種類

1つ目は、直接的に保健師資格を活かして働く方法です。これは保健師資格が必須とされる仕事で働くことを指します。たとえば、行政では母子保健、精神保健、感染症対策といった分野で保健師として働く方法があります。介護福祉分野では、地域包括支援センターや高齢者施設での勤務が挙げられます。また、企業では産業保健師として働いたり、企業内診療所で勤務することも可能です。さらに、特定保健指導に特化した企業と契約して保健指導を行う、または健診センターで働きながら保健指導を行うといった方法もあります。他にも、教育機関や国際機関(JICA、NGO、NPOなど)で働く選択肢もあります。

直接的に保健師資格を活かす(保健師資格が必要な仕事で働く)

■保健師経験を活かした間接的な働き方

次に、間接的に保健師資格を活かす働き方についてです。これは、保健師の経験で得たスキルを活かして働くことを意味します。この場合、仕事に保健師資格が必須であるわけではありませんが、保健師として培ったスキルを活かしてキャリアを築きます。このとき注目したいのが「ポータブルスキル」です。ポータブルスキルとは、職種や業種が変わっても持ち運びできる汎用的なスキルのことを指します。

保健師として得られるポータブルスキルには、コミュニケーション能力、問題解決能力、コーディネート力、調整力、企画力、運営能力、リーダーシップ、マネジメント力などがあります。これらは、保健師という枠を超えた幅広い分野で活かせる強みです。

間接的に保健師資格を活かす(保健師経験で得たスキルを活かして働く)
さらに、保健師や看護師といった国家資格は社会的な信頼が非常に高いことも大きなメリットです。専門職として培ったスキルや知識は、他職種に転職する場合にも強力な武器となります。

皆さんにぜひ気づいてほしいのは、これまでの経験やスキルがどれだけ価値のあるものであるかということです。保健師としてのキャリアを振り返り、自分の強みや得意なことをリストアップしてみてください。それらを自信に変え、幅広い可能性を模索していきましょう。

2.私らしいキャリアの定義

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■講師


古谷 しづか

保健師/キャリアコンサルタント/四柱推命鑑定士

1980年 宮城県生まれ、埼玉県在。
宮城大学看護学部卒業後、都内私立大学付属病院にて看護師として2年半勤務。
その後、企業の健康管理センターにて産業保健師として約1万人の職員の健康診断の対応、過重労働対策、メンタルヘルス、ストレスチェック、禁煙支援などを行い、7年勤務。
2016年に独立・起業。
産業保健師、女性のキャリア支援、SNS発信を行う。
プライベートでは、男の子3人の母。

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