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【麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2024年第一版)】が公表されました

麻しんの国内外に伴う増加をうけ、厚生労働省より注意喚起が発出されています。
海外、特にヨーロッパ地域において麻しんの症例報告数は前年度の30 倍以上に急増し、入院を要する重症例や死亡例も確認されています。
更に、渡航者が多い東南アジア地域についても、世界的に麻しんの症例報告数が多い地域の一つとなっており、今後さらなる増加の可能性があることに注意が必要です。

国立感染症研究所より「麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2024年第一版)」が公表され、国内外の発生状況やワクチンの状況、対策について記載されています。

対策についての内容を、下記に一部抜粋

1,下記に該当する方について、渡航前に 2 回の麻し ん含有ワクチン接種歴があることを確認することが推奨される

  • 患者数が増加している情報のある国や地域へ渡航する者
  • 海外からの帰国者や渡航者と接する機会が多い方
  • 医療従事者等、麻しん患者と接し、感染するリスクが高い方

 

2,麻しん疑い者について迅速な報告や適切な検査診断、迅速な接触者調査と対応、また行政や医療機関、医師会等での情報共有と市民に対 する予防啓発が必要

3,感染拡大防止のため には、2 回の定期接種の接種率を 95%以上に維持し、麻疹に対する抗体保有割合を高く 維持することが必要

4, 定期接種として1回接種のみであった世代もいること、接種未完了者が一定数存在することから、罹患歴がなく、母子健康手帳等の記録に基 づく 2 回の麻しん含有ワクチン接種歴が明らかでない場合は接種を検討することが重要

▼詳細はこちら▼

引用:麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2024 年第一版)(国立感染症研究所)


その他、麻疹に関する情報


 ・麻しんについて|厚生労働省(リンク

 ・海外渡航者への麻しんの注意喚起|厚生労働省(リンク

 ・麻しんの感染事例に関する啓発リーフレット|厚生労働省(リンク

 ・麻しん対策・ガイドラインなど|国立感染症研究所(リンク


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