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作成：さんぽLAB運営事務局 保健師
監修：難波 克行　産業医

株式会社アドバンテッジリスクマネジメント　健康経営事業本部　顧問

海外赴任に関する意見書とは 

６か月を超える海外赴任をする労働者には、赴任前と帰国後に健康診断を実施することが義務付けられています。 
海外赴任に関する意見書とは、健康診断の結果や心身の健康状態、産業医面談の結果などから、海外での勤務が可能かどうかの意見を産業医から事業所に報告するための書類です。 

海外赴任前産業医面談実施の目的 

・赴任先の医療水準等を考慮して、適応できる健康状態かどうか検討する 
・海外赴任に伴う不安の軽減 
・海外赴任前のワクチン接種など感染症予防対策ができているかの確認 
・言語、習慣、文化の違いなどの環境変化に耐えうることができる健康状態か検討する 
・治療中の疾患がある場合は、赴任後も治療が継続できるか検討する 

注意すべきこと 

産業医の意見書には、従業員の健康状態や治療状況など、医療に関わる個人情報が含まれています。意見書にどんな内容を記入するか産業医から従業員に説明し、従業員の同意を得ておく必要があります。
また、就業上の措置を適切に実施するためには、職場の管理監督者などの関係者と確実に情報共有する必要がありますが、必要な範囲を超えて情報が一人歩きしないよう、取扱いには十分に注意する必要があります。

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