産業保健の現場では、正解が一つではない課題に向き合う場面が少なくありません。
さんぽLABでは、こうした実践的な課題について参加者同士で考え、対話を通じて学びを深める「ケースメソッド」を開催しています。
本記事では、さんぽLAB公式noteに掲載している記事をもとに、ケースメソッドの特徴、参加者が得られる学び、実際の体験談、当日の流れをまとめてご紹介します。
目次
1. ケースメソッドとは?
ケースメソッドは、1930年代にハーバード・ビジネス・スクールで開発され、現在では世界中の教育機関やビジネススクール(MBA)などで広く採用されている教育手法です。
その特徴は大きく2つあります。
✅ 講師から一方的に知識を伝える形式ではない
✅ 具体的な事例(ケース)を教材として使用する
参加者は、実際に起こり得る課題を題材に、自ら考え、ほかの参加者と意見を交わします。これにより、実務に近い状況を疑似体験しながら学びを深めることができます。
2. ケースメソッドで得られる3つの学び
参加者の声を集約すると、ケースメソッドを通じた変化は大きく3つに整理できます。
- 判断の軸ができる
実際の事例について考えることで、現場でどのように状況を整理し、行動するかが具体的になります。
思考の幅が広がる
参加者同士で意見を交わすことで、自分だけでは気づかなかった視点や選択肢に出会えます。課題の構造が見える
一つの問題に見える事柄にも、複数の背景や課題が重なり合っていることを理解できます。
3. 実際の参加者の声
実施後のアンケートでは、主に次のような感想が寄せられました。
- ウェビナーとは異なる思考体験が得られた
- 正解を出すことより、視野を広げることの大切さを実感した
- 他職種の視点に触れ、思考の幅が広がった
4. さんぽLABケースメソッドの進め方
当日は以下のような流れで進行します。
- イントロダクション|趣旨説明・グランドルール共有
- グループ討議|事前課題を踏まえ意見交換、課題の深掘り・整理
- 全体討議|講師のファシリテーションによる全体討議
- 気づき発表|その日の気づきを全体で共有
- 懇親会
5. まとめ
ケースメソッドは、知識を受け取るだけでなく、具体的な事例について考え、参加者同士の対話を通じて実践的な思考力を養う学びの場です。
自分とは異なる職種や立場からの意見に触れることで、日頃の対応を振り返り、新たな判断の軸や選択肢を得ることができます。産業保健専門職だけでなく、人事労務担当者にとっても、実務に活かせる気づきを得る機会となるでしょう。
ケースメソッドについてより詳細や次回開催情報を知りたい方は、下記リンクをよりご確認ください。




