【news】論文掲載のお知らせ:若手従業員のウェルビーイング向上を目指すACTプログラムの研究成果のご紹介!

2025年4月2日、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントの調査研究部に所属する戸澤杏奈(臨床心理士)と土屋政雄(シニアリサーチャー)による研究論文が、日本産業衛生学会発行の学術誌『Environmental and Occupational Health Practice』に掲載されました。
本研究は、若手従業員を対象としたアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)に基づくオンライングループプログラムの効果を検証するものです。
詳細は以下の通りです。
■学会名:公益社団法人 日本産業衛生学会
■雑誌名:Environmental and Occupational Health Practice
■論文タイトル:Effects of an online group program based on acceptance and commitment therapy for young employees on well-being: single-case A-B design
■論文URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/eohp/7/1/7_2024-0015-FS/_article
研究の概要と結果
本研究では、大学または大学院修了後3年以内の若手従業員24名を対象に、90分間のオンラインセッションを3回実施しました。その結果、実施されたプログラムは若手従業員のウェルビーイングを向上させる効果が認められませんでした。研究者たちは、今後の課題としてアウトカム変数の見直しや長期的なデータ収集の必要性を指摘しています。
研究の意義と今後の展望
本研究は、10回にわたる継時的なデータ測定を行い、ウェルビーイングの推移を詳細に検討しました。また、行動介入研究の報告ガイドラインであるSCRIBE(Single-Case Reporting guideline In BEhavioural interventions)を参照し、データおよび解析コードの共有を通じてオープンサイエンスへの取り組みを強化しました。これにより、研究の再現可能性を高め、科学研究の質の向上に寄与しています。
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ACTに関する研究論文が日本産業衛生学会発行「Environmental and Occupational Health Practice」に掲載 | お知らせ | アドバンテッジリスクマネジメント