【個人体験記】OHN協会研修会へ参加させていただきました
1 研修会へ参加させていただきました
こんにちは、さんぽLAB運営事務局 保健師です。
先日、「我が国における産業保健の方向性と産業看護職への大きな期待~その期待に応えるためには?~」をテーマとした一般社団法人OHN協会産業保健サービスステーション様が主催された、研修会へ参加させていただきました。
【研修会の内容】
2022年10月に設けられた「産業保健のあり方検討委員会」の中で、産業保健の方向性が示されました。
検討会の中で私たち看護職の役割に期待する声が多くあったことを受け、今回の研修では、”世の中の期待に応えられる産業看護職になるためにどうするのか考える”といった内容となっていました。
日本産業看護学会理事長である、河野啓子先生より、産業保健の歴史や政治的動き、産業看護職としての役割について先生の経験や知見を踏まえてご講義いただき、大変学びの多い内容でした。
また研修会の後半では、グループワークが設けられ、「期待に応えられる産業看護職になるためにどうすれば良いのか」をテーマとして日本産業看護学会が発表された“産業看護の定義”を基にディスカッションしました。
2 グループワーク
グループディスカッション【4~5名/5グループ】
各グループで、テーマに沿ってKJ法に沿ってグループワークを行いました。
※KJ法:カード状の紙や付箋などを用いて、断片的なアイディアを整理するための手法
グループ毎で様々な意見はありましたが、重要な部分に関しては類似しており、皆さま様々な場所や環境で働いているものの、思いは同じであることに面白さと安心感を覚えました。
【意見の一部をご紹介】
■産業看護職として期待答えられるために、土台として自分自身が健康であること、また従業員や組織・社会を健康にしたいという思いがあることが大切
■自己研鑽を行い、産業看護職としてのスキルを磨き続けていく
■課題の可視化が重要。そのためには統計データなど根拠となる数字を抽出することが求められる
■産業看護職としての認知や理解を広げる為に、情報の発信していく必要がある
■ICTの活用など、新しいものを取り入れていく
3 研修へ参加して
研修に参加させていただいて、産業看護職として社会から期待されていること、そのために私たち専門職が期待に応えられるように学び続ける必要があることを再認識することができました。
産業保健の分野は業務や役割が多岐にわたるため、各々で企業・組織や労働者へのニーズの理解を深めそれに応えていくことが必要です。
多様化する働き方への理解を深めつつ、私自身も産業看護職としてスキルアップを続けていきたいと感じました。
4 さいごに
このような貴重な機会を提供いただきました、三澤先生をはじめ河野先生、運営の皆様、グループワークでご一緒させて頂いた皆様、ありがとうございました。
産業看護職として、少しでも業界を盛り上げていけるよう、微力ながら貢献できればと考えております。
※こちらの記事は、研修会を主催していただきましたOHN協会 三澤眞理子先生の許可のもと記載させていただいております。
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