第2回勉強会の募集開始!! 第1回勉強会の様子をご紹介!!!
難波先生に職場復帰支援の初期対応から生活記録表の導入までを講義頂きました!
9月22日(木)の19時から、第1回職場復帰支援の勉強会を開催いたしました。勉強会には190名の方にお申込みいただき、職場復帰支援についての関心の高さを感じました。今回は当日の様子をご紹介させていただきければと思います。
第2回勉強会についても申し込みを開始しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
1.先生の勉強会の内容について
今回の勉強会では職場復帰支援における、初期対応〜休業中の面談〜生活記録表の導入までを講義頂きました。最初は復職支援の全体の流れを図示頂きながら分かりやすい導入でお話が始まりました。
休業開始から出社練習、出社開始、軽減勤務、そして通常勤務という流れをお話頂いた後、復職支援の失敗例を3つ提示頂きましたので、その事例の1つをご紹介いたします。
『見るからに体調が悪そうで、時々仕事を休んでしまう従業員がいました。上司が『大丈夫?』と声をかけても『大丈夫です』と答えて、無理をしたまま勤務を続けていました。病院の受診や産業医の面談を勧めても応じず、2か月後に休職してしまった。』というものでした。こうなってしまった原因は【様子を見ていた期間が長すぎた】ことです。調子が悪そうなら会社の健康管理の窓口を案内するなどして、早めに対応することが重要とのことでした。
※残り2つの事例については、10月の毎週火曜日に投稿するダイジェスト動画でご確認いただければ幸いです。
先生に挙げていただいた3つの失敗事例から『回復の時期を見極めた適切な対応が必要』ということを学ぶことができました。
失敗事例のお話後、場面ごとの対応方法についてお話いただきました。その際、アンケート機能を用いたクイズも出題頂きました。ここで先生にご紹介頂いた場面をご紹介いたします。場面1では上記で紹介した失敗事例と同じく、体調の悪い部下に声をかける際の対応方法について考えるものでした。
【問1】上司が体調の悪い部下に『大丈夫?』と聞いても『大丈夫です』としか答えない場合、どのように対応するのが良いか、以下3つの選択肢から選んでください。
①しばらく様子を見る
②奥さんに連絡する
③産業医に相談する
答えは③の『産業医に相談する』でした。先生はこのケースにおける対応方法として、上司が自分から産業医に相談することが重要だと語ってくださりました。部下が話をしてくれない、産業医の相談を受けてくれないからそのまま様子を見るのではなく、上司自身が産業医に相談する。そうすることで、業務命令といった形で従業員に面談を受けてもらうことが可能になります。
場面ごとの対応方法についてお話を終えた後は、休職する際の職場への伝え方や病気休業の社内制度をどのようにして伝えるかについてクイズも交えながら説明頂き、参加者の皆様も積極的に回答する様子が見られました。
その後は休業中の対応についてもお話頂きました。
『皆さんは休業中にどのくらい面談をしているか』という内容でクイズも頂き、回答結果は以下の結果となりました。
休業中に面談を行わない場合、本人が不安や焦りに駆られてしまい、十分に回復しないまま復職をしてしまうケースがあるとのことでした。休業中に面談をするメリットとしては
・体調の回復具合がよくわかる
・治療状況がよくわかる
・本人の不安や焦りをケアできる
・復職時の調整に必要な情報を収集できる
・復職支援の対応をタイミングよくスムーズに進められる
という5つのポイントをご紹介いただきました。
その後は復職支援に役立つ資料のご紹介やお役立ち資料をダウンロードできるページをご案内いただき今回の講義は終了しました。
この続きは10月の勉強会で実施しますので、是非お申込みいただければと思います。
申し込みはこちらから ※会員限定
また、講義パートについては10月からさんぽLAB上でも公開いたしますので、お楽しみにお待ちください。
講義後は質疑応答と個人ワークの時間を30分ほど設けて実施しました。10問以上のご質問を頂きましたが先生にテンポよく回答頂き、ほとんどの質問に回答いただきました。『質疑応答は現場の生の声を知ることができた』『自分の職場でも活用したい』などのお声も届いております。
次回の勉強会でも質疑応答の時間を設ける予定ですので、職場復帰のお悩みを解消したい方は是非ご参加ください。
申し込みはこちらから ※会員限定
勉強会の最後には復職支援に役立つ、弊社のサービスの説明のお時間も頂きました。そちらの説明動画も10月に公開いたしますので、併せてご覧いただければと思います。
2.次回予告について
- 1回目:職場復帰支援の全体の流れ、初期対応〜休業中の面談〜生活記録表の導入(動画配信予定)
- 2回目:職場復帰支援の全体の流れと前回の簡単な復習、生活記録表を用いた復職判定〜復職プラン作り〜復職後のフォローアップまで(10月20日実施のテーマ)
- 3回目:在宅勤務制度と職場復帰支援に関するテーマ(在宅勤務制度を復職支援で用いる際の課題などの整理と、運用上の留意点、失敗しない運用の方法など)
次回、10月20日(木)の19時から2回目の内容でオンライン勉強会を開催いたします。詳細は以下のボタンからご確認ください!
皆様のご参加をお待ちしております。
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投稿を表示ARM_運営事務局様
産業保健師をしております。
ぜひ参加したかったです。
そのご様子をご共有いただきまして、誠にありがとうございます。
1回目の動画配信予定とのことで、ぜひ拝聴したり、お役立ち資料のご紹介も参考にしたく
存じます。
1回目のご共有を拝見しましても、
普段のその人を良く知る方の気づき、本人への声かけ、
大きく不調になる前からのサポートは、
やはり大切なように思いました。
私の対応させていただいた不調となった社員との出会いをとおして学ばせていただいた事
ですが、
職場上司から本人の同意をふまえて弊社産業医、産業保健師に繋いていただいた社員
について、弊社産業医、産業保健師としても専門医への受診が望ましいと考えられ
受診勧奨、受診コーディネートを行いました。
同時に、本人が引け目を感じて上司に相談できていなかったことを、ぜひ相談してみるようお勧めしました。
いざ、ご本人から、腹をわって、困っていることを上司に相談していただいたところ、職場が更にできうる配慮を円滑にとっていただいたこと、
本人も引け目に感じずに相談して良かったと思ったとのことで、
予約受診した際には休業の段階ではないとの専門医の判断になっただけでなく、
服薬も不要で経過観察でよくなった方がいます。
不調誘因と思われる要素等によって全ての方がそうなるわけではないかもしれませんが、
少なくとも、普段のその人を良く知る方(家族、同僚、上司)の早めのサポート、
4つのケアの連動ができることで、体調の悪化防止、早期回復に繋がるように思いました。
2回目など、ぜひこうした場を提供いただけますと幸いです。
勉強会を通じて社員のサポートにより活かせたり、
あるいは他企業様のご工夫を知る機会をとおして、
どのような工夫が今後描けるか(サービス、地域資源の可能性が広がるか)について
勉強になる機会になるように感じました。