さんぽLAB

記事

令和6年1月1日 キャリアコンサルタント倫理綱領改定の概要 

キャリアコンサルタント倫理綱領の改定が令和6年1月1日に行われました。
前回の改定は平成29年ですのでじつに約6年ぶりの改定となります。

こちらの記事では変更点を簡単にまとめまています。
産業保健活動のなかでもキャリアに関わる相談を受けたり、キャリアコンサルタントの方と連携をしたり、またはご自身で資格をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
改定についての概要を理解しておくことで気づきがあったり、業務に活かせることもあるかと思いますのでご参考にしていただければ幸いです。
 

令和6年1月1日 キャリアコンサルタント倫理綱領 前回との主な変更点
 

基本的姿勢・態度

第1章の基本的理念に「多様性を重んじ」の文言が追加され、差別に関する項目が第1条第2項に移されました。また、第3条では「相談者の利益を第一義として」の表現が強化されました。 
 

品位および矜持

見出しが「品位の保持」から「品位および矜持の保持」に変更されました。

「誇り」という文言が「矜持」に変わりました。
 

社会情勢の変化への対応

第1章 基本姿勢・態度のなかに第4条「社会情勢の変化への対応」が新設され、以下の内容が追加されました。


キャリアコンサルタントは、個人及び組織を取り巻く社会・経済・技術・環境の動向 や、教育・生活の場にも常に関心を払い、社会の変化や要請に応じ、資格の維持 のみならず、専門性の維持向上や深化に努めなければならない。

 守秘義務
守秘義務の第5条2項に以下の内容が追加されました。


キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングにおいて知り得た情報により、 組織における能力開発・人材育成・キャリア開発・キャリア形成に関する支援を行 う場合は、プライバシーに配慮し、関係部門との連携を図る等、責任をもって適切な対応を行わなければならない。


以上が変更点のまとめです。 
 

詳細な改訂内容については、公式の「キャリアコンサルタント倫理綱領」をご覧ください。
倫理綱領の改定について | お知らせ | 特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 (career-cc.org


産業保健スタッフのための求人サイト「さんぽJOB」
コメントする