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キャリア・アンカーとは?

キャリア・アンカー キャリアアンカー 1975年に心理学者のエドガー・シャイン博士によって提唱された概念です。


キャリアアンカーとは


1975年に心理学者のエドガー・シャイン博士によって提唱された概念です。
キャリアを選択する際に、最も大切(犠牲にしたくない)な価値観や欲求のことを指します。
また、アンカーとは船の錨(いかり)に由来しており、外部の環境が変化しても自己の内面で不動なものとされています。
キャリア・アンカーは自己理解と適切なキャリア選択に不可欠であり、個人の幸福感やキャリアの成長に大きな影響を与える要素であるといえます。
また、ほとんどの人が 8 種類のカテゴリのいずれかに当てはまると考えられており、そのカテゴリについては次の通りです。
 

キャリア・アンカー 8種類のカテゴリ


① 専門・職能別能力
特定の分野で非常に優れた能力を発揮できることに幸せを感じる。例えば、プログラムを書いたり、医療の分野で研究をすることが得意で、自身の専門性が高まることを幸せだと感じるような方。


② 経営管理能力
グループやチームを指導し、組織の中で責任ある役割を担い全うしていくことに幸せを感じるような方。学生の頃に学級委員長をしたり部活やサークルの部長を務めることにやりがいを感じるような方。


③ 自律・独立
組織に縛られたりせずに、自分のルールに従って物事を進めることが好きで、自分で計画を立てたり、独自のプロジェクトを始めたりすることにやりがいと感じるような方。


④ 保障・安定

1つの組織に属しながら社会的・経済的な安定を重視して、将来の安心感を求めるような方。


⑤ 起業家的創造性
リスクを恐れずに、新しいことに挑戦することが好きな方。自分のビジネスを立ち上げたり、クリエイティブなプロジェクトに取り組んだりすることにやりがいを感じる方。


⑥ 奉仕・社会貢献

社会に貢献することに喜びを感じる。ボランティア活動や環境保護活動への参加や社会的に意義のあることに関わることにやりがいを感じる方。


⑦ 純粋挑戦
難しい問題に立ち向かったり、強いライバルと競争をすることにやりがいを感じる方。


⑧ 生活様式
個人の生活と仕事のバランスを大切にする。時間を家族や趣味に充て、仕事とプライベートが調和されていることに幸せを感じる方。

 

キャリア・アンカーを知ることの大切さ
 

人生100年時代となり、働き方も多様化してきましたが、ここでキャリア迷子にならないために大切になるのが自立性・自律性だと考えています。


自分の「キャリアの拠り所」としてキャリア・アンカーを知っておくことがそこに繋がっていくとも思います。簡単に判断できるツールもありますので、気になった方は是非、試していただければと思います。

 

参照)厚生労働省|私らしいキャリアの育て方
 https://homeworkers.mhlw.go.jp/archive/pdf/career.pdf#page=7

 

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