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健康に配慮した飲酒に関するガイドラインが公表されました

厚生労働省より、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が公表されました。
参考:健康に配慮した飲酒に関するガイドライン|厚生労働省

●ガイドラインの目的

アルコール健康障害の発生防止のため、国民がア ルコールに関連する問題への関心と理解を深め、自ら注意を払って不適 切な飲酒を減らすこと

●ガイドラインの内容

飲酒による身体等へ の影響やリスクについて伝え、その上で、考慮すべき飲酒量や配慮 のある飲酒の仕方、飲酒の際に留意点を示す ことにより、飲酒や飲酒後の行動の判断等に役立つことを目指す

●アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響

1,アルコール代謝
体質的に分解酵素の働きが弱い等の場合、少量のアルコールで体調が悪くなることがある

2,飲酒による身体などへの影響
アルコールは血液を通し全身をめぐり全身の臓器に影響を与えます。また、年齢や体調、性別、体質などで影響が異なる

3,過度な飲酒による影響
①疾患発症のリスク
急激に多量のアルコール摂取をすると急性アルコール中毒になる可能性があります。また、長期にわたる多量飲酒はアルコール依存症や生活習慣病、肝疾患、がん等の発症リスクがあがる
②行動面のリスク
過度なアルコール摂取による運動機能や集中力の低下は事故やトラブル、紛失物の発生などのリスクがある

4,飲酒量
純アルコール量に着目しながら自分に合った飲酒量を決め、健康に配慮した飲酒を心がけることが大切
①純アルコール量に着目
アルコール量:純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコール比重)
②飲酒量と健康リスク
令和6年に開始予定の健康日本21(第三次)では、生活習慣病のリスクを高める量の飲酒している人(1日あたりの飲酒量:男性40g以上、女性20g以上)の減少を目標としている

出典:健康に配慮した飲酒に関するガイドライン|厚生労働省


啓発活動にお勧めリーフレット


多量飲酒に伴うアルコール関連問題は、近年課題となっています。
多量飲酒となると、肝臓への影響だけでなく、脳血管疾患や精神疾患、認知力低下など様々な疾患リスクの要因となるため、飲酒については保健指導で取り上げることも多いでしょう。

この資料は、保健指導や社内啓発活動にご利用いただけます。

今日から実践!お酒との上手な付き合い方肝臓だけじゃない!大量飲酒の影響うつ・認知症 脳卒中・心臓病 骨粗しょう症 がん 肝硬変・肝がん 高血圧・糖尿病 奇形児・出産リスク 純アルコール20gの目安 ビール 度数:5% 量 :500 ml 焼酎 度数:25% 量 :110 ml ワイン 度数:14% 量 :180 ml 日本酒 度数:15% 量 :180 ml 缶チューハイ 度数:7% 量:350ml ウィスキー 度数:5% 量 :500 ml ※特に女性はアルコールの影響を受けやすく、少量でも注意が必要です 参考:eヘルスネット「飲酒量の単位」厚生労働省 純アルコール量(g)の計算方法 お酒の量(ml) × アルコール度数(%)÷100 × 0.8 ※アルコールの比重 例:度数5%のビール500mlの場合 500 (ml)× 5(%)÷100 × 0.8=20(g) アルコール計算 参考サイト Point Point Point Point お酒を飲むときのポイント :eヘルスネット「休肝日」厚生労働省 肝臓など身体の回復のため、お酒の量を増やさないため 週3回の休肝日を意識しお酒をおいしく楽しみましょう♪
さんぽLABリーフレット「お酒」
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